真夜中にいたずらの110番で警察業務を妨害したとして、福岡県警小倉南署は、北九州市小倉南区の16~17歳の少年4人を、軽犯罪法違反(業務妨害)の非行内容で福岡家裁小倉支部に送致したという。
うち3人は同市内の高校の2年生で、「パトカーから逃げてスリルを味わいたかった。」と4人とも認め、一部は新型コロナウイルスの影響から「臨時休校で昼夜逆転し、夜遊びがエスカレートした。」と話しているそうである。
同署によると、4人は共謀して4月29日午前2時20分ごろ、警察官を無用に呼び出し追いかけさせるつもりで、同区の公衆電話から「若者3人くらいが集まって騒いでうるさい。」と110番し、警察の業務を妨害したという。
署員ら9人が駆け付けたが姿がなく、約10分後に付近で少年2人を発見したそうで、通報を認めたため動機などを調べていたという。
当時は全国に緊急事態宣言が発令されており、少年たちは調べに対し「普段はスポーツで汗を流していたが、休校や外出自粛でできなくなった。」とも話していたということのようだ。
小倉南署は「110番は緊急用のダイヤルなので、いたずらには厳正に対処したい。」としているそうだ。
成熟していない未成年の犯行だからという甘やかしは通用しない。
この4人が、追いかけっこもどきの為に警官を呼び出した時、他の事件が発生している可能性だってあるのだ。
もはや少年法で保護するのではなく、大人と同じ扱いの中で、未成熟がゆえに犯した犯罪は、その過程しだいで情状で対処すれば良いのではないだろうか?