香港から中国本土への容疑者引き渡しを可能にする『逃亡犯条例』改正案を巡り、警察が21日にデモ隊を強制排除したことなどに抗議する数万人規模のデモが28日に香港中心部で行われたという。
一部若者は中国政府の出先機関近くの車道で警官隊と衝突し、その際に警官隊は催涙弾などを使用し、デモ隊の強制排除に乗り出したそうだ。
これにより、複数の負傷者が出たほか、香港メディアによると10人以上が拘束されたらしい。
警察は公共の安全を脅かすとしてデモ行進を許可しなかったが、強行されたそうで、若者らは火が付いた段ボールを載せた手押し車を警官隊に向けて放つなど過激さを増したという。
デモや暴力が常態化しつつある香港であるが、いつになったら平静を取り戻せるのだろうか?
ただし、究極的にはイギリスから中国に『一国二制度』のもと、返還されたのだが、その期限は50年とされているという。
つまり、今は香港特別行政区の区民の意見が通っても、50年後いや2047年(29年後)には法律も含めて中国に統一されてもおかしくないのである。
将来にわたって今の資本主義制度と生活様式を守っていきたいなら、独立しか方法はないと思うのだが、中国からの独立は…。
