内戦下のシリアで約3年4ヵ月拘束され、昨年10月に解放されたフリージャーナリストの安田純平氏が外務省に申請した旅券が5ヵ月にわたり審査中とされたまま発給されていないことが分かったそうだ。
安田氏が明らかにし、日本政府関係者も事実を認めたという。
安田氏は「発給が長期間判断されず、事実上、出国禁止の状態が続いている。」と話しており、憲法が保障する海外渡航の自由との兼ね合いから妥当性が問われることになるかもしれない。
しかし、また旅券の申請をしていたとは…。
一個人がどのような考えを持ち、何と言おうと、万が一の場合、国は国民を守る義務があり、個人にどのような過失があろうと国民救出のために動くしかない。
それなのに…。
戦争、難民、病気、様々な事に対して情報を得る事は大切な事であり、その情報の為に海外の危険地域に渡航するジャーナリストに対してはある種敬意も感じるが、私見を言わせて頂ければ安田氏に対してそれを感じる事は出来ない。
憲法では海外渡航の自由が謳われているが、国だって国民を守る義務があり、簡単に問題解決はできない気がする。
