この夏の各地での災害は、どれも非常に痛ましいものであるが、その中でも今回の北海道での地震被害は突出している。
もちろん、死傷者の数などは広島を中心とする西日本での豪雨災害には及ぶべくもないが、災害後の状況が悪いのである。
地震による被災で、空港や鉄道などの公共交通機関がストップ。
その上、北海道電力の特異な電力供給システムにより、全道でブラックアウト現象と呼ばれる停電が発生しており、ライフラインの停止などもあり被災者はもとより、道居住者や旅行者にも不便が生じている。
しかも、北海道はある意味離島である。
フェリーこそあれ、空港や鉄道がストップしていると、他県への避難もかなわないのである。
追い打ちをかけるように、今日からは降雨の予報も出ているようなので、出来るだけ早くライフラインの復旧と、公共交通網の復活を祈るばかりである。