大阪府警富田林署から拘留中の樋田被告が逃走した事件は、発生から半月が経過した。
大阪府警は樋田被告を全国に指名手配し、3000人態勢で行方を追っているという。
しかし、似た男の目撃情報などは寄せられるものの、依然として行方は分かっていないようで、兵庫県尼崎市での目撃情報などが出てきはじめているように、既に大阪府内にはいない可能性も指摘され始めている。
これまでの間、管理体制の不備のほか、初動捜査や近隣住民への周知の遅れなど、ずさんな対応が相次いで発覚しており、あまりの失態続きに、富田林市民、大阪府民、引いては日本国民はあきれ果てている状態であろう。
だがやっかいな問題は今後である。
もしも樋田被告が大阪府を離れているとしたら、今までは勝手知ったる地でひったくりなどにより生活費を得ていたのだろうが、今後は見知らぬ地である。
ひったくりなどに留まらず、さらに凶悪な犯罪に手を染める可能性だって捨てきれないと思われ、不安は富田林市民から全国民に広がってしまう可能性がでてきている。
すでに半月も逃げおおせているのだから、すぐに発見確保というほどうまくはいかないかもしれないが、全国の警察は、特に大阪府警は面子にかけて一刻も早く樋田被告を発見確保してもらいたい。