世界気象機関(WMO)は記者会見で、豪雨で大きな被害が出た日本が今度は猛暑に見舞われていることなどに触れ、北半球で7月中旬以降、記録的な高温を伴う異常気象が相次いでいると強い懸念を表明したらしい。
WMOは、異常気象は全体の傾向としては、気候変動の結果だとの見方を示しているという。
WMO報道官は「日本は豪雨から猛暑に切り替わり、豪雨の被災者など脆弱な状況の人々への影響が危惧される。」と述べたそうだ。
WMOによると、ノルウェーでは北部の北極圏で7月17日に7月としては史上最高の33.5度を記録し、翌18日には北極圏の別の場所で夜間の最低気温が25.2度と、日本の熱帯夜に相当する温度を観測したそうだ。
ウウェーデンでは7月中旬だけで、高温と乾燥による森林火災が約50件も起きたという。
世界規模での異常気象が起き始めているのかもしれない。
20年以上前の1997年に京都で開催された『地球温暖化防止京都会議』で議決した京都議定書。
その当時から世界が温暖化防止に取り組んでいれば、おそらく今よりは多少ましな状況だったかもしれないが、ここまで環境の悪化が進んできてしまうと、もはやタイミング的には遅きに失した感は免れない。
人類は、そう遠くない未来に自らの手で終わりを迎えるように動いているのかもしれない。
もしかすると、それは私たちが考えているよりもずっと近い未来のことかもしれないけど…。