今朝頂いた電話での事だが、修理の問い合わせだった。
今回は覚えている範囲で対話形式で記載する事にした。
私「おはようございます、塚本カバン店でございます。」
相手「あの、鞄の修理の事なんですが…。」
私「修理をご希望の商品はどのような物でしょうか?」
相手「ビジネスバッグです。持ち手の金具が壊れてしまったんですけど…。」
私「私どもの店舗でご購入頂いた商品でしょうか?」
相手「そうでないと修理はできないって事ですか?」
私「いえ、金具が壊れたという事ですので、同様の部品を取り寄せるにしても、あるいはメーカーに修理で戻すにしても、私どもと取引が無いメーカーだと対応できないものですから。」
相手「ネット通販で購入したのですが、それだとダメですか?」
私「おそらくは難しいと思いますが、どうしてもというのでしたら一度見せて頂きますけど…。」
相手「持っていけば直るという事ですか?」
私「いえ、確認させて頂かないと、修理が可能か不可能かも判断できませんので…。」
相手「直るかどうかもわからないのに、持って行っても仕方ないじゃないですか。」
私「…。」
相手「確実に直せるというのでないのなら他をあたります。」
私「ご期待に副う事が出来ず申し訳ございません。」
という流れであった。
以前にも書いたことがあるが、修理は製造よりも、大変な場合もあるし、素材の状態や部品の手配の関係上出来ない事だってあるのだ。
それを電話で現物も見ずに判断する事は非常に難しい事だという事もわかってもらいたい。
さらに言えば、今回の商品はネット通販での購入品であり、なおかつ部品が必要な修理である。
そのあたりの手配ができなければ、使う部品はなんでも良いというわけにはいかないのである。