民進党は両院議員総会で、代表選の日程を21日告示、9月1日投開票と正式に決め、辞任を表明した蓮舫代表の後継選びをスタートさせた。
正直、このゆっくりとしたスケジュールにも幻滅はしているのだが…。
保守系の推す前原誠司氏と、リベラル勢力が支持する枝野幸男氏との一騎打ちとなる公算が大きくなっている。
争点を絞るのは大変ではあるが、共産党との野党共闘や憲法改正への対応あたりが一番の争点となるのではないだろうか。
野党共闘については、枝野氏が前向きなのに対し、前原氏は慎重な立場であり、安倍首相が憲法への自衛隊明記を提唱していることに関しては、枝野氏が明確に反対、前原氏は首相と同様の主張を過去にしている。
税制でも論戦が交わされそうで、前原氏は国民負担増によって社会保障を充実させる所得再分配を重視しているのに対し、枝野氏は当面の消費税増税には否定的なようだ。
ともかく、反対野党の役割はだいぶ前に終わっていると思われる。
対案を示し、協力する部分は協力し、反対すべき部分は反対する、筋の通った野党第一党になれるようなリーダーを選んでもらいたい。