加計学園が公募で国家戦略特区での獣医学部設置を認められる約2ヵ月前の昨年11月に、山本地方創生相が日本獣医師会の幹部に『愛媛県今治市』『加計学園』の具体名や自治体の負担額を挙げて獣医学部の新設方針を伝えたとする同会の面会記録について、山本氏は「獣医師会側の思い込みと私の発言を混同したものであり、正確ではない。」と述べたそうだ。
山本大臣は昨年11月17日の獣医師会幹部との面会について「私から『広域的に獣医学部が存在しない地域に限り新設を認めることとなり、パブリックコメントを始めることになった』と発言した。これに対して獣医師会側は、それは当然、四国の今治となったと決めつけた言いぶりで対応していた。」と説明したらしいのだ。
今治市の財政状況への言及については「従来、北村顧問から調べるよう要請があり、今治市に聞いたところを概略説明した。」とし、「あくまでも公募が大前提であるため、事業実施主体といった表現をしており、加計学園と特定して言ったことは全くない。」と強調した。
「私からは京都もあり得るということも述べた。」と繰り返したらしい。
そのうえで獣医師会の面会記録については「全体の会合を一緒くたんにまとめて作っている。獣医師会側の思い込みで書かれた部分もある。非常に正確じゃない。残念だ。」と述べたとのことだ。
しかし、出てくる記録が内閣府サイドの言う事と違っている事がほとんどで、今の状況で大臣の発言を信じる国民がどれほどいるだろうか?
相手は記録を出してきているのに、自分たちは記憶だけで話しているし、こんな事ではどのような弁明をしても支持率は下がり続ける事だろう。