ホンダ製パワーユニットの性能不足を理由に、ホンダとの提携解消を示唆したマクラーレンF1チームで現場の指揮を執るエリック・ブーリエ・レーシングディレクターが「ホンダが力をつけるまで暫定的に他メーカーのエンジンを使う案も検討中だ。」と発言したそうである。
ホンダとの長期契約に配慮して『離婚』より、一時的な『別居』を選ぶ可能性を示唆したようだ。
チーム別順位で、2016年型のフェラーリエンジンを使うザウバーにも劣るマクラーレンに2014年までエンジンを供給していたメルセデスの首脳は、「8月下旬には決断しないと来季の車作りが間に合わない。」と伝えたという。
だいぶ前にはなるが、F1で16戦15勝という輝かしい歴史を持つマクラーレンホンダにとって、この3年間のホンダの進歩が亀の歩みのように感じているのだろう。
彼らにとっては黒歴史となってしまいそうである。
しかし、結果が全ての世界では当然の結果と言ってよいのかもしれない。