ケリー米国土安全保障長官は、米国を発着する全ての国際線を対象にノートパソコンの客室持ち込みを禁止する可能性があると明らかにしたそうである。
米国と英国は現在、爆発物を仕掛けた電子機器を使ったテロ行為を警戒し、中東と北アフリカの一部空港からの便についてパソコンなどの持ち込みを禁止しているが、国際線全てに対象が拡大されれば、日本の旅客や航空会社にも影響が及ぶことは必至だと思われる。
ケリー長官は米FOXテレビのインタビューで「航空機に新たな脅威がある。」と指摘した。
米国人旅客が搭乗した米旅客機を狙うことに取りつかれたテロリストの脅威があると警告もしたそうだ。
国際線のパソコン禁止措置の導入については「適切な時。」と述べるにとどめたが、ただし空港での手荷物検査などは「今よりかなり厳しくなる。」とし、安全対策を強化すると明言したそうである。
この流れは、受託か機内持込かの区別なく、荷物検査が厳格化する事が容易に想像できる。
そのうち、飛行機に乗る事自体が非常に面倒な事になるかもしれない。
もっとも、そうなっても命が危険にさらされるよりは良いのだが…。