F1の合同テストがサキール・バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが最速タイムを記録した一方、マクラーレン・ホンダは開発ドライバーのオリバー・ターベイがテストの大半を走行できずに終わり、問題がさらに深刻化することになったらしい。
フェラーリのセバスチャン・ベッテルが優勝した週末のバーレーンGPでは、マクラーレンのフェルナンド・アロンソがこれほどまでにパワーが不足したマシンでレースを走るのは過去に一度もなかったと不満を爆発させ、同僚のストフェル・バンドールンはエンジントラブルで出走すらできなかった。
この日行われたインシーズンテストでも、インストレーションラップ後に水漏れが見つかると、その後は修復に追われて最終的には合計17周、タイム計測もわずか2周にとどまった。
マシンに戻るまで一日中待たされることになったターベイは「ここバーレーンで走る機会をもらえたことには非常に感謝している。午前中に起きた問題でトラックでの時間を多く失ったのにはフラストレーションがたまった。」と語ったそうだ。
今季は期待が持てるマシンを発表していたマクラーレンだったが、ホンダエンジンの信頼性の問題を原因として、そのポテンシャルを発揮することができずにいる。
このままでは、2017年の後半戦か、もしくは2018年にはマクラーレン・メルセデスになっているような気がしてならない。
エンジンのホンダは、過去のものになってしまったのかもしれない…。