千葉県は、県文書館で保管していた歴史的公文書91冊を誤って廃棄したと発表した。
1952年度以前に県が作成・取得した公文書で、多くは太平洋戦争関連だったそうだ。
県によると、廃棄されたのは傷病年金請求書や軍歴などをまとめた91冊で、国のガイドラインは、1952年度以前の歴史的公文書を原則保存するよう定めているが、県行政文書資料課の担当者が誤って廃棄リストに記載したとのこと。
同課の判定会議でリストをチェックした際、誤りに気付いたが手続きは進み、公文書は昨年3月に廃棄されたらしい。
リストが修正されなかった理由は分からないという。
県は再発防止策として、今後は専門職を含む複数の職員で廃棄リストを作成するほか、判定会議の結果は直ちにリストに反映させることを決めたそうである。
隠蔽することなく公表した事は評価されるべきであろうが、ごめんなさいで済む事ではないのではないだろうか?