国土交通省は、積雪時に幹線道路で立ち往生の原因をつくった車に対し、罰金を科す方向で検討を始めたそうだ。
タイヤチェーンの装着を促すことで、立ち往生による渋滞を防ぐのが狙いだという。
また、降雪予測を早めに住民などに周知し、大雪の際は車による移動を控えるよう呼び掛ける方針だ。
気象庁の統計データによると、近年は短時間に大雪が降るゲリラ豪雪が局所的に発生しており、直近6年間に観測史上最高の積雪を記録した地点は全国の32%を占めており、雪の降り方は極端になっているらしい。
国交省は今後、具体的な金額などを詰め、道路法で罰則を規定する方針のようだ。
来冬以降の実施を目指しており、担当者は「鉄道を止めると損害賠償が請求されるケースがあるが、道路も同じ。勾配が5%を超える区間では立ち往生が多く発生するのでチェーンを装着してほしい。」と話しているという。
2015年度に国が管理する国道で立ち往生があったのは547件で、そのうち9割以上がチェーンを装着しておらず、ノーマルタイヤの車も25%あったとのことだ。
しかしレアケースとして、スタッドレスタイヤもタイヤチェーンも装着していた車が原因を作った場合など、ノーマルタイヤと同様の罰金になるのだろうか?
まだまだ不明な点が多いが、規制ばかり検討してないで、車の代わりになるような公共交通手段を早期に導入する事を真っ先に検討してもらいたい。
高齢者の運転事故を減らすためにもそちらが先であろう。
皆が皆、雪が降ったら家でじっとしていられるわけではないのである。
塚本カバン店