スポーツ仲裁裁判所は21日、ロシア五輪委員会と同国陸上選手68人によるリオ五輪への出場停止処分の異議申し立てについて、ロシア側の訴えを退けた。
これを受け、国際オリンピック委員会がロシアの陸上選手をリオ五輪から除外する可能性が高まった。
ロシアの陸上選手は組織的ドーピングにより、国際陸連から国際大会での資格停止処分を受けている。
ロシアのペスコフ大統領報道官は「CASの決定は大変遺憾だ。」と述べた。
2004年と2008年の棒高跳びの金メダリストであるイシンバエワ選手はCASの決定について「陸上競技の終わりを意味する。」とコメントしたそうである。
ロンドン五輪から4年の期間、調整などで大変な期間を費やしてきた選手を思えば、これ以上ない残酷な採決であるが、組織的なドーピングが事実なのであれば、その裁定も致し方ないものなのかもしれない。
真実を知りうる事ができない私には、何とも言いようがない最低としか言いようがない。