少しは勉強してよ… | ひでっちのブログ

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カバン屋のオヤジです。仕事関係もですが、旅行や食事など、個人的な趣味趣向を中心に感じた事をとりとめもなく書いていきます。

EU離脱を決めた英国の国民投票を巡り、離脱派の主要人物が訴えてきた公約の嘘を認め、国民から強い批判が出ているそうである。

ツイッターでは「離脱への投票を後悔している。」という書き込みがあふれ、政府に2度目の国民投票を求める署名は350万人を突破したという。

離脱派を引っ張ってきた一人、英国独立党のファラージ党首が24日のテレビ番組であっさりと間違いを認めたのは、英国がEU加盟国として支払っている拠出金の額だそうである。

投票前、離脱派は拠出金が週3億5000万ポンドに達すると主張していた。

与党・保守党のジョンソン前ロンドン市長らが全国を遊説したバスの側面にも、巨額の拠出金を国民医療サービスの財源にしようと書かれていたという。

一方で残留派は、EUから英国に分配される補助金などを差し引くと、拠出金は「週1億数千万ポンドだ」と反論していた。

ファラージ氏は番組で残留派の主張が正しいことを事実上認めたという事である。

また、離脱派はEU加盟国からの移民制限を主張していたが、離脱派のハナン欧州議会議員は24日のテレビ番組で、「移民がゼロになるわけではなく、少しだけ管理できるようになる。」と、下方修正したとの事だ。

離脱した英国が今後、EUと貿易協定を結ぶためには「人の移動の自由」が条件になる可能性があり、こうした交渉を見据えた発言とみられる。

だが、国民投票で離脱が決まった直後の訂正だけに、国民の怒りは爆発。

ツイッターでも「嘘を信じてしまった。」と離脱に投票したことを後悔する書き込みが増加したそうである。

再投票を求める請願の署名は投票前から始まり、26日夜時点で350万人を超えたそうである。

「残留または離脱の得票率が60%未満」で、「投票率が75%未満」だった場合、2度目の投票を実施するという内容があり、投票結果はこうした条件に合致するが、請願が認められる前に国民投票は終了しており、さかのぼって適用するのは難しいとみられる。

ただ、英下院で議論する対象になるかを決める要件の署名数の10万人を大きく上回っており、近く下院の委員会が議題として取り上げるかを協議する。

しかし、そんな事が行われれば既成事実となり、離脱が否定されても同様の訴えが離脱派から起こる事も考えられる為、なかなか難しいと思われる。

自分達の将来を左右する投票なのだから、しっかりと学習してから投票してもらいたかった。

塚本カバン店