EUからの離脱の是非を問う英国の国民投票は、23日午後10時に投票が締め切られ、ただちに開票が始まっている。
公共放送BBCによると、24日午前4時5分時点で382地区のうち234地区で開票が終了し、離脱が951万7271票(51.4%)、残留が900万3133票(48.6%)で、大接戦となっているもようだ。
全国的な集計結果は、24日午前にも英中部マンチェスター市庁舎で発表される見通しだ。
英世論調査YouGov社が23日、投票を済ませた有権者を対象に行った調査では、残留が52%、離脱は48%だったが、両陣営の得票は拮抗しており、予断を許さない状況になっている。
労働党支持者が多く、残留派が多いと見られていた英中部の工業都市ニューカッスルでは、残留が50.7%、離脱が49.3%と得票率が伯仲した。
日産自動車が工場を置く英中部サンダーランドでも離脱が61%を占めるなど、各地で事前の予想以上に離脱派が得票を伸ばしている模様である。
このままEU離脱という事になれば、一時的かもしれないが経済に混乱をきたす事が容易に想像できる。
どちらに転んでも、すんなりと何もなかったようにはいきそうにはない…。