国立の岐阜大学の森脇学長が入学式で国歌斉唱をしない方針を示したそうである。
大学という学びやにおいて独自の考えを表明する事はおかしくはないと思うが、それが国立大学になるといささか疑問がわいてくる。
馳浩文部科学大臣も同様の意向を示したようで、閣議後の会見で、国立大の卒業式や入学式での国旗掲揚や国歌斉唱について「君が代を斉唱することは、私は望ましいと思っている」と述べた。
岐阜大学の森脇学長が国歌斉唱しない方針を示したことは「一つの自主的な判断」としながらも、「日本人として、特に国立大学としてちょっと恥ずかしい」と改めて批判したそうである。
当然の見解だと思う。
馳文科相は、国歌斉唱などが望ましい理由について、「国費も投入されている。日本社会のすべての方々に感謝の気持ちを表現する場合に、儀礼的な側面を重要視する必要がある」と説明した。
一方、実際にやるかやらないかは「自主的に、また適切にご判断をいただければいい」とした。
これもどうかと思うが…。
国旗・国歌をめぐっては昨年6月に下村博文前文科相が国立大学長に「適切な判断」を要請していた。
国旗ですよ。
国歌ですよ。
もっと国の旗に歌にプライドを持つべきではないのでしょうか?