民主党の枝野幸男幹事長が新潟市内で記者会見し、今夏の参院選新潟選挙区に衆院比例代表北陸信越ブロック選出で新潟4区を地盤とする菊田真紀子元外務政務官を擁立すると発表した。
現職衆院議員の参院へのくら替え出馬は異例との事。
同党県連の常任幹事会で、菊田氏の擁立を満場一致で決めた。
会見で枝野氏は「幅広い結集のためには、野党第一党が候補者をしっかり立てることが必要。党本部としては新潟を最重点選挙区としており、必ず勝ってもらう」と述べたそうである。
枝野氏によると、岡田克也代表と枝野氏が協議した上で菊田氏にくら替え出馬を要請し「重い決断をしてもらった」という。
民主党は菊田氏を同選挙区の野党統一候補としたい考えだが、民主党の候補者選定が遅れ、一時は擁立すら危ぶまれる事態に陥った経緯もあり、野党間の調整は難航が予想される。
つまり民主党は候補者擁立の為にはなりふり構わぬという事のようだ。
そして、この行為は衆議院も参議院も同じと考えているとしか思えず、二院制などどうでもよいと考えているとしか思えない。
個人的には私も、現在の状況での二院制は無駄なような気もしているが、今回の民主党はまさにそれを行動で表したとしか思えないのだ。
さて、どういう理由を聞かせてくれるのか楽しみである。