春一番、風雨激しい一日を覚悟で飯舘村に向かう。郡山を出る時は雨だったが、山木屋交差点に着いたころには雨もやみ風も弱い。それが日中は続いた。気温は17℃まで上がって暑い、一枚脱いでの活動だった。
「山木屋交差点」は「いっちゃん」ただひとり
「老サビ」はいつも通り。近づきすぎたのか猫パンチを食らった
比曽ではその他に、「集荷所前」と「山裾の小屋」にドライを補給する。温度が上がり一気に雪解けが進み、道はグチャグチャだった
飯樋「コロ宅の残された猫」にドライの補給に寄るが、中6日でもほとんど減っていない。少し散らかっていただけで猫ではなさそう
「うたモドキ」にいつも通り給餌。「モドキ」に会うには、公道に車を停めてドライとウエットを餌場に置いて車にもどる。乗り入れない事とご飯を持ってきたことを知らせるため鳴き真似をしながら行うことが肝要。3分以内に「モドキ」は食べに出てきます
伊丹沢の訪問
「タロウと猫たち」のお宅は、解体工事が終わって二桁の猫たちがいた場所は更地に変わっていた。「タロウ」だけがポツンと待っていた。残っているだろう猫のために置いてあるBOXは、猫と思われる食べ跡があり順調に推移している。猫は食べに来ているようだ
「母子猫東・西」宅はどちらも姿はなく、BOX補給とウエットを追加する
「クロ犬とシロ猫」宅、いつも通りの給餌
「クー」宅、居付き猫用のドライ補給に寄る。残ってはいなかった。
「ヒメ」宅、アプローチの途中で鳴きながら待っていた。ドライ補給と給餌を
「チーズ」宅、いつもの姿がなく異変の予感、案の定係留チェーンが犬小屋に絡んで可動域が極端に狭くなっていた。開放すると真っ先に水を飲んでいた。猫用BOXは順調な推移だった
「まがり」宅は帰宅されていた。「クロちゃん」に給餌して深谷へ
深谷農高前、ワンニャンの餌場に補給する。状況はいつもと変わらず残ってはいなかった。雪解けのすすんだ道で「コロ」が迎えてくれた
松塚・関根の「ワンニャン」宅に寄ったが、姿はなかった。雪で閉ざされていたので避難先に同行されたのかもしれない。
帰路は、399号線から須萱へ回ってBOX補給をしながらだった。「マーブルの家」の「みーちゃん」だけに出会う
避難解除が近くなり生業の再開に向けて、住宅や倉庫等を復活使用されている住民の方から、仕事用の材料が猫に汚されると困るので、ボランティアの立ち入りを禁止したいとの「苦情」が寄せられた。
居付き猫にボランティアが給餌しているお宅でのことだが、居付き猫宅の給餌お断りはここだけの話ではない。
家屋の解体により居場所と餌場が無くなってしまうことも待ったなしの状況の上に、今後はこのようなことも増えて来ると思われる。
400匹は生きていたと推測していたが、現在でも300匹以上は生きているだろうか。そのほとんどが居付きといわれる猫たち、どれだけ救えることだろうか・・・ 住民との連携はいっそう重要になってきている。