飯舘村訪問日記691 2015/04/08 | aihamalteseのブログ

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愛犬の名は「あい(♀)」、犬種はマルチーズ、2010/4/18生


 今日は川俣町にある動物病院に直行、6日に「犬班A。」さんが去勢手術を依頼した猫のリターンのため受け取りに。

 比曽地区の「長泥ゲート前」宅に向かう。捕獲場所の牛舎内の餌場に放つのだが、「おかあさん」猫が気配を消して静かに様子を見ていた。


リターンの猫は、ゲージの扉を開けても飛び出す様子もなく辺りをうかがった後、牛舎の奥に消えていった。食べにおいでよ・・・。





このお宅のアプローチの脇には、除染後モニタリングポストが備えられたが、3μSv/hを越える数値だった。



 今日の午後には、飯野町にある飯舘村仮役場を訪問して、「動物」?担当の方とお話合いをする予定になっていた。給餌はお昼過ぎまでと限られていたので、10軒にも満たない訪問になった。


 「マメ」宅。居付きの3匹を食いつなげていつか保護をと思って、今日もドライ(大量のドライが毎日空っぽになる)補給と姿を見せたらウエットを。車の音を聞きつけてクロ猫2匹がもう待っていた。




 「集荷所前」宅。2匹の猫と数匹のタヌキが寄っているのを確認できたのでドライの補給は欠かせない。母屋の右端の小屋(旗の奥)にも餌場を追加しておいた。



 「比曽坂」と「山木屋交差点」の給餌も欠かせない。今日は常連3匹が姿を見せた。クロ猫の耳にはマダニが付いていた。





 「タロウとムサシ」宅。訪問した時は、すでに今日も「お父さん」が薬を飲ませていた。二人は小屋の中で寝ていた。ウエットを用意したが、タロウは起き上がれなくてムサシが二人分食べてしまった。タロウには「サヤ」を食べてもらった。





 伊丹沢「母子猫東・西」宅。西宅はだれも見ることはなかったが、東宅では親猫らしきシロ猫(尻尾曲がり)が1匹と仔猫の鳴き声が。


 農高前を訪問する。放れ犬のお世話をされていた「お母さん」が帰宅中だった。しばしの間最近のワンニャンの状況をお聞きする。「お母さん」宅の猫(ベージュにシロ)が姿も見せなくなっているので心配されていた。私も見たことがない。飼猫を置いて行かざるを得ない状況の解消は、人にも動物にも急務。





 午後からは、SORA代表の二階堂さんと一緒に、村役場の犬猫担当の方とお会いできた。現状の認識の摺合せと今後の村の取り組みなど話し合うことが出来た。そして必要な情報の提供などお願いもした。たった1回の話し合いで何が解決するわけではないが、行政とボランティアの連携によって、被災者や被災動物のために役立つ取り組みが進むかもしれない。

そう願っている。