飯舘村比曽の「マメ」、もう15才を越える高齢猫。原発事故後の4年間は、週に1~2回松川仮設住宅から通って来るお父さんと会うのが何よりの楽しみだった。住み慣れた村で一人がんばって生きてきた。
「マメ」については、「猫撮る」さんの幾多の記事があります。3つほど紹介させていただきます。再読してみてください。
飯舘村の猫、マメのつぶやき
飯舘村の猫マメの幸せについて
出口は見えない-飯舘村の人と犬猫の今
今年1月9日の給餌訪問時に額のキズが大きく化膿していたので、病院に搬送、入院治療となった。
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1月20日に退院、そのまま松川仮設に住むお父さん宅に連れて行って小一時間過ごす。
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その後は、郡山にあるシェルター「福猫舎」で一時預かり。一ヶ月が過ぎた2月25日、福猫舎でのマメの写真を持って松川仮設住宅にお父さんを訪問した。
一時預かりの状況をお伝えしていた時に、お父さんが「世話してくれる人が居ったらお願いしたい」とぽつりとつぶやかれたのだった。マメとお父さんのこれまでを知っていただけに、思いもよらない言葉だった。
最近は長引く避難生活で思うように帰宅できなくなっている、今回の「マメ」のケガのようにいつ何が起きるかわからない、一時預かりの間の人間の目が行き届いている安堵感、何よりもマメの残りの猫生を考えてのことだろう。あれこれ思いは去来して目頭が熱くなった。
そして今日は松川仮設住宅にお父さんを訪ね、マメの里親さんが決まったことをお伝えした。昨日福猫舎で撮った写真を持って・・・
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マメは東京在住の里親さんのもとに旅立ちます。
「今日までマメを支えてくださったボランティアの皆さんに感謝いたします」・・・お父さんの言葉です。
明日は、「チョビ」も新たな猫生へ旅立ちます。
(昨日の福猫舎のチョビ)
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今日は、給餌を今日明日の「Natsumint」隊さん、明日の「ナナぱぱ」チーム、「ねーねー」さん、「まだお」さんに託して、捕獲・保護に絡んだお宅だけの訪問だった。
「山木屋交差点」は、シ~ンとして1匹の姿も見ず。お食事処は閑古鳥だった。「比曽坂」「集荷所前」も音無し。
居付き猫を捕獲・保護すべく段取りで、今日も「餌付け」給餌に「マメ」宅に行く。いつものクロ猫2匹が待っていた。近々捕獲器の出番か。
同じく捕獲・保護を目指している「蔵の家」の三毛、今日も姿はなかったが、「餌付け」は欠かせない。
前田の「ピーとクロ」宅。ここは飼猫の敵、居付きクロ猫の捕獲・保護を依頼されている。来週捕獲器を掛けるためお母さんと日程の調整に伺った。
暑いくらいの日中だった。
お墓参りに帰宅されている方が多く見られた。