私は飯舘村の全域を廻っているが、全ての地区を何とか中3日か中4日で訪問するのが目標だ。たとえそれが実行できたとしても(実行できていない地区もあるのが実状)、ワンニャンには4日に一回、5日に一回しか温かご飯の機会がない。運よくその間に他のボランティアさん、飼い主さん、あるいは見守り隊が来てくれていれば、本当にラッキーなのです。
毎日飼い主さんが来ているお宅のような帰宅頻度が高いお宅はパスするようにして、週に一回とか二回とか帰宅機会の少ない厳しいお宅を中心に廻っているので、その間隔で訪問するのは最低条件だろう。
今日訪問した中の一軒・松塚の「ゴン」宅は中4日だった。まだ若者のゴンにはこの5日間は辛かっただろう・・・、カリカリの一粒もなくもちろん水はなし、納屋の中で誰かの足音を待つ日々だった。今日の最後の訪問宅だったので、「ゴン」の言い分を全部受け止めて、お腹いっぱい食べさせ、泥んこになって遊んだ。ドアを閉めて去っていく私を、「ゴン」は何も言わず黙って見送っていた。
私は、わたしは・・・ ・・・ ・・・
今日給餌できたワンニャンたち。
みんな「ゴン」と同じ思いで待っていたのだろう。会えて嬉しかった。
しかし、会えなくなっていることが増えているのも現実・・・。
<須萱>
少なくなったニャンコだが今日は比較的会えたか?