飯舘村に入る 2012/05/09~10 その1 | aihamalteseのブログ

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愛犬の名は「あい(♀)」、犬種はマルチーズ、2010/4/18生

 今回の「飯舘村に入る」は、4月27日に給餌に入って以来である。前回は、6時~11時の5時間の給餌活動であった(ブログ飯舘村に入る参照)


私の「ふくしまパターン」は、新幹線、レンタカー、現地調達である。

今回もそのパターンであるが、違いは行動時間を9日と10日の一日半にしたことである。


 9日13時、福島駅前からレンタカーで、飯舘村役場前の地域センターにある見守り隊事務所に向かうことにした。

見守り隊は、村民の留守を守るだけでなく、残されたワンニャンへの支援をしている自警団である。

訪問目的は、村民やワンニャンの情報を得ることであった。


途中、川俣町にあるカインズホームで餌、水、容器それにスノコなどを仕入れた。餌はドライフードはもちろん牛乳、缶詰、おやつなどあれこれ仕入れた。


見守り隊事務所には、おじさん、おばさんで溢れていた。聞けば放射能汚染が酷い長泥地区の人達であった。地区ごとに当番を決めて詰めている様子。

「すみませ~ん!ワンニャンの支援に来ましたが・・・・」と私。

「餌あるの?」、「ウチは犬」「・・・猫」「鶏は?」「水もいいの?」・・・タイミングよく必要な人に必要な物が手配できた結果になりました。

残念ながら鶏の餌は準備してなかった。

                        この日の放射線量
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このころより怪しげな雲行き。

ゴロゴロ~ゴロゴロ~、ザア~と土砂降りの雨。

やっぱりなあ、雨男の本領発揮。

そんなことはさておき、今日廻るワンニャンの餌、水を確保しないとどうしょうもないので、また川俣町にあるカインズホームに戻ってたっぷり仕入れてきた。


15時過ぎから訪問活動開始。持ってきていた懐中電灯を頼りに、夜の帳がすっかり降りた8時前まで続けて終わりにした。

どのワンニャンも大歓迎してくれます。その姿に私は涙が溢れるのを禁じ得ません。


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誰がこんな境遇にしたのか!

二度と繰り返さないことが、この子達に報いることと思います。


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多くの住民の皆さんは、厳しい中でも仮設住宅や借り上げ住宅から、週単位に自宅に帰ってこられている。残さざるを得なかったワンニャンの世話に帰ってこられている。私はそんな皆さんの一助になれればと福島に通っています。

ワンニャンには、あと一年、仮設住宅の期限が切れる時まで支援の手は緩められません。そこまでは必ず生きていくのだよ。

その後は、少なくとも今より幸せな生活があるから。(つづく)