普段、自然と眠くなるはずが
「ラジオ深夜便」を聞いている。
「思い出のスクリーンミュージック 映画の中に降る雪」
夜も更け、覚醒レベルは高値で停滞し、いつになっても寝付けない。
音の強弱、高低、流れが美しく、感性を揺り動かす音楽が、
私のこの上ない友で、傍らで楽しませてくれる。
深夜便はじめ、幾つもの番組に聞き入っては、極上の時間をいただいた。
AM、FMも、時には薄っすらと眼を潤す、カタルシスとなって、こころに迫り静かに通り過ぎて行った。
気取った表現だが、自分にはこれが恩恵にたいする感謝だ。
小学生の頃、同級生にアマチュア無線の愛好家がいた。
それにつられ、いつの間にかラジオに興じるようになった。
やがて、歌謡曲や、当時はやっていた洋曲に、楽しみを見出した。
「アイドルを探せ」、「砂に書いたラヴレター」、「青いカナリヤ」、「第三の男」、「いとしのクレメンタイン」、「テネシーワルツ」、「ひまわり」、「この胸のときめきを」、「ミスター・ベース・マン」、「ムーン・リヴァー」、「シャレード」、「10番街の殺人」、「スター・ダスト」と数えれば十指を軽く超えてしまう。
いずれもラジオから流れてきた曲で、おかげでオールディーズはじめ、映画やテレビドラマの一シーンが目に浮かぶように、からだに沁みついてしまった。
エレキサウンドも懐かしく、思い出される。
聞くところによると、竹内まりやさんも、お若いころ、ラジオでよく洋曲を聞いて育ち、後の曲作りに大いに影響を受けたとおっしゃっていた。
半世紀ほど前には、アイドルという言葉が登場し、日本も海外も、熱狂的ファンもいたようです。
そういう私も、ビートルズファンには負けますが、少しばかり夢中になって歌詞やメロディーを覚えた記憶があります。
形容詞を付けて表現しましたが、ここはご勘弁を。
年甲斐もないと言われそうで、それをかわすためだ。
思い出すと、いくらでもと言っても有限ですが、懐かしさにあふれる。
レコードも、その頃初めて購入し、今でも大事に取ってあります。
プレーヤーも、今ではCD再生機にとってかわり、ステレオで聞いた当時が懐かしく思い出されます。
すでに処分してしまいましたが、あの音はもう聞けないのかと、さびしい思いです。
過去を懐かしむ、記憶を読みがえらせ、歌も歌えば認知症予防になるとも言います。
しっかりと歌詞を間違えず歌える曲もあり、青春の証が蘇ります。
名司会も聞こえてきそうです。
そろそろお暇時です。
では、私も司会者に倣って、「ごきげんよう」。
<今日の良い出来事>.
図書館に予約していた本が届き、読んでいる。
二週間では圧倒的に足りないが、時間を作っては楽しんでいる。
最近は、「バイアスの心理学」に関心があり、雑誌などの特集に注目し、借りてきては繰り返し延長して、少しずつ読んでいる。
無料で読めるのは、大変助かる。
分厚い高価な本も、タダで読めるしありがたい。
また、放送大学では、テレビ、ラジオでの授業もタダで視聴でき、本当にありがたく、しかも入学試験など不要で利用できる。
今日の生涯学習には、もってこいの優れもので、これも社会貢献になっている。
利用しない手はない。
皆さんも、一度視聴してみればいかがでしょう。
ただし、テキスト代がやや高めなのが難点。
しかし、内容はよくまとまって、どちらかというと分かりやすく、これも助かる。
あとは、コツコツと勉学に励むことだ。
挫折しても再挑戦もできる。
あとは、やる気と根気。
ご健闘を