既成政党をねじ伏せる鮮明な手法で、投票率60%を超えた前回の市長選から、
大幅に落ち込み23%という今回、無効票も6万票を超えたそうです。
投票率の低さは、ひとり相撲となった橋下氏への関心の低さだけではなく、
対立候補者を出して選択肢を示さなかった市議会野党への不信感も含まれます。
次点が白票というのは、野党が維新以外の選択肢を出さなかったので当然。
ただ今回の選挙には、白票や棄権という姿勢にも意志はあったようにも思えます。
今回は、橋下氏が無意味な選挙を行なったのではなく、
市議会野党が選挙を無意味なものにしたのではないでしょうか。
"大義が無い" というのなら、対案を示し大義のある候補者を擁立すべきでした。
批判をするだけで、"勝負しないという勝負の仕方" は果たしてどうなのか。
全員が直接的には参加できない地方自治に、投票という形による首長の選出で関わっていく。
重要な手続きであるはずの選挙、今はそれだけ不毛な対立をしているという事実です。
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それでも歴代市長以上の得票数ということは、少なくともそれだけの関心を集め、
かつてないほど、大阪が変わろうとしているということではないでしょうか、