ご紹介した、村上 隆さんの「創造力なき日本」
本当にオススメなので、立ち読み的に抜粋。笑
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・アーティストは社会のヒエラルキーの中では最下層に位置する存在。
その自覚がなければ、この世界ではやっていけない。
・現代美術の世界では、どれだれ成功しても、自由に何かをつくれるようになる日はまず来ません。
・芸術作品は自己満足の世界でつくられるものではありません。
営業をしてでも、売らなければならないものです。
その為には価値観の違いを乗り越えてでも、相手、顧客に理解してもらう客観性が求められる。
・自分の流儀を押し付けようとするのではなく「まず相手ありき」という考えで仕事に臨んでいる。
・才能はありながらも去っていく人たちが後を絶たない一方で、
どれだけ絵が下手であっても、やり続けていれば何かしらの答えが出るもの。
・この世界で生き残っていけるかどうかを決めるのは才能などではないということは断言できます。
自覚や覚悟を持てるか。人間関係を大切にできるか。
そういった人間としての根源的な部分が問われてくる。
・やりたいことをやりなさいと言って混乱ばかりをもたらす自由を与えていても仕方がありません。
・相手の求めるものを提示するのはビジネスの基本。
・この世界で生きていくうえでは、一般社会以上に大きな理不尽を背負っていかなければならない。
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もちろん賛否ある意見なので一定のリテラシーは必要ですが、
業界で生きていくための示唆に富む内容で、これは必読です。
巻末にある、ドワンゴ創業者「川上 量生」会長との対談も、
未来を感じるコンテクストで読み応えありです。
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渋谷クアトロのステージサイドにある、あり得ないピッチの階段。
登るのにも降りるのにも勇気のいる、ここから上は急斜面です。