随分とご無沙汰になってしまった書籍紹介でも。
(ブログテーマの「Book」がかなり久々。笑)
できるだけ読書はするように努めていますが、ブログには中々できずにいます。。
インプットと同じくらいにアウトプットも大切ですからね。
こんな感じで、いままで何度もセミナーなどでお世話になっている土井英司さんの著書、
「土井英司の「超」ビジネス書講義」をご紹介。(発売は夏です。笑)
コモディティを抜け出し、時代を生き抜く術を、たくさんの書籍紹介とともに解説されています。
収録された書籍数の多さから、掘り下げた講義というよりはエッジの効いたスパイシーな論評。
衆人監視社会である現代における、評価と価値観や精神性のあり方を、
茶の湯とチャリティーで論ずる歯に衣着せぬ見解は、見事に的を得ていて痛快。
「カーテン屋は九割の白のために全色を揃える」という、選択と錯覚の話も印象深く、
抽象と具象のバランスをとった、実用的な内容がぎっしり詰まっています。
ビジネスマンにとって重要なのは「現実」だけと喝破し、本質をうがつ厳しさで、
ゆめゆめファンタジーとの距離の取り方も丁寧に説明されています。
個人的な「幸福」は主観の問題であるのに対し、一方「商業的な成功」は客観。
そこに学ぶ余地がある。
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巻末に引用された、岡本太郎氏の言葉が秀逸。
「危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ」