「CIRCUS」という雑誌で連載している、田村 淳さんがホストをつとめる企画『FACTORY_A』
時代の先端で活躍するクリエイターをゲストに迎えて対談するこのコーナーですが、
実は淳さんファンの私は、ツイートに並んでこの記事もチェック。(「淳の休日」も大好きw)
今月号では、「その作品を耳にしない日はない」と言われるほどの作曲家、
「久石 譲」さんが登場していますが、その対談記事が読み応え抜群な秀逸の内容。
「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」などのジブリを代表する数々の名作や、
「おくりびと」「HANA-BI」など多数の映画音楽と、代表作をあげればきりがない久石先生。
そんな夢のある音楽ですが、そこにビジネスの観点を設けた抜群の経営感覚で、
楽曲制作を "仕事" として請け、依頼から納品までの工程と精神性に迫る内容がとても興味深い。
インスピレーションやクリエイティビティーを大切にしながらも、
プロとしての与えられた使命と、求められる品質を完遂する仕事観に触れることができます。
使い古され過ぎて手垢の付いた「音楽で飯を食う」という言葉が、その本質を失っているケースは多い。
久石譲という人間が優れているのは音楽の才能だけではなく、仕事へ取り組む姿勢が改めて勉強になる。
これは久石さんの過去の著書も読んでみないといけないですね。
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クリエイティブであることと、同時にビジネスとして成立していること...。
サラリと読めて、いつも面白い連載ですが、今回は特に良かった。