いずれにせよ、この類いを学んでいるというのは、誤解されると少し気恥ずかしいですが、笑
客観的な視点で、敢えて知識のひとつとして取り入れているというフラットな姿勢です。
前回の君主論に続いては、経営コンサルタント「小宮 一慶」さんの人気シリーズの新刊、
『ビジネスマンのための「人物力」養成講座』をポップでクリーンにご紹介。笑
細かいことへの徹底した心配りや、相手や周りへの心構えなど、
「人物力」を鍛えるための慈愛に満ちた人格形成の方法が述べられています。
「うまくいったときには窓の外を見て、失敗したときには鏡を見る」
「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、全部自分のせいだと思う」
など、全ての責任を取る覚悟や、成功しても決して奢らないという姿勢を綴り、
自分のことを捨て去り、他人のために生き、社会に貢献することの大切さを説いています。
「人をもてあそべば徳を失い、物をもてあそべば志を失う」という、
「書経」の言葉を紹介し、あくまでも相手のことを考えた自己表現をすると書かれています。
まさに君主論とは対をなすようなエッセンスで、それぞれの主旨をバランスよく抽出し濃縮して、
自分のフィルターを通した個性を築き、人間としての魅力を高めていきたいですね。
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「人を動かす。運命をも操る。」という帯が強烈な君主論。
「人物力」の帯にある「偉そうに座っていないか?」という言葉と、
君主論の装丁(イスに座ったカバーイラスト)が対比的でユニーク。笑