やはり幅広い見地を含有するには、"知らない" というのは、もはや罪。
というわけで、前回の記事に続き、何でも触れてみないといけないよねシリーズです。
誤解を招きかねないナイーブなテーマなので、画像の2冊を2回に分けてバランス良くご紹介。笑
本音ときれいごとの狭間で建前を壊し、統治し、牽引する、
リーダーにふさわしい適正や、求められる資質を理解するよう努める必要性はある。
マキャベリの「君主論」は、帝王学の原典ともされる人心掌握術を指南する政治学の著作。
目的のためには手段を選ばない、非道徳的で冷酷というように論点を曲解されがちですが、
「君主はかくあるべし」という命題を実践的に説いた、歴史を超える普遍的な古典文献。
この「成毛眞の超訳・君主論」は、マイクロソフト日本法人の社長も務めた「成毛 眞」氏による、
名著の論考を現代のビジネスシーンに照らしてまとめた超訳本です。
翻訳ではなく超訳なので、現代社会に置き換えることができる解釈を交えた実践書です。
強いリーダーシップを発揮する人間が求められる "非常時" である今、
お人好しに乱世の舵取りはできないと論破する、明快な論拠が整然とまとめられています。
君主論のエッセンスを程よく味わうことができるので、振りかざすことはなくとも、
振りかざされた時の対処法としての知的武装には重宝するはずです。
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これだけでは何だか極悪人みたいですが、(君主論自体も本来はそうではない。)
希釈の意味でも、仏のようなもう1冊も次回にご紹介します。笑