$hashikawa's blog


「Juno Reactor (ジュノ・リアクター)」のアジアツアー大阪公演を観に、
千日前 味園ビルの地下にある「ユニバース」へ行ってきました。

ジュノは、中心人物である英国人コンポーザー「Ben Watkins」を核とし、
幅広い音楽性を武器とする、プロジェクト的なジャンルレスグループ。

「Asian Dub Foundation」のMCとして活躍していた「Ghetto Priest」がメインヴォーカルを努め、
2006年からはSUGIZO氏 (LUNA SEA / X JAPAN)が参加。
今回、新メンバーとしてインド人女性ヴォーカリストの「Hamsika Iyer」が加わっています。


"ゴアトランス" と称されるダンスミュージックを軸とするため、
ある程度のクラブ感は覚悟して行きましたが、クラブ感どころか、そこは完全なるクラブ。笑

狂気じみた個性派集団が繰り出すバッキバキのサウンドスケープは強烈で、
踊り狂う会場の雰囲気と相まり、振り切れた音空間が拡がります。

多国籍軍的なグローバルユニットが織り成す、シャーマニックでサイケデリック、
ダブでエレクトロニック、トランシーでカテゴライズ不能な、実験的音世界は恍惚もの。

数々の映画音楽の制作指揮も行っており、「マトリックス」の一連のシリーズや、
邦画では「リング」「らせん」のサントラ制作なども手掛けています。


余談ですが、SUGIZO氏のヴァイオリンが、スタンバイしながらも使用されなかったのが、
ステージ上でセットが決まる、というベンの奔放さを如実に物語っていました。笑

※ アンコール前は、スタッフが本気でチェックしていました。
...が、出番は来ず。笑

高揚と引き換えに体力も激しく奪われる4つ打ちダンスミュージック。
こりゃ2月の自社公演の会場BGMにトライだな。笑


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pic.
昨年3月に閉店した「キャバレー ユニバース」が、貸しホールとしてそのまま営業。
50年以上の歴史を持つ味園ビルは、時代を投影するレトロなデザイン。
造りの全てが、クセが凄い...笑