$hashikawa's blog


本日は再び現場で、堀江に新しくオープンしたライブハウス、
「Goldee」でのアンプラグド公演、Heiris E.P.のワンマンライブです。


音楽が削ぎ落とされてピュアになった時、再現性は取捨選択され、
その旋律を成立させるのに本当に必要なアプローチのみが残される。

五線譜上の最小限の音符が、届けたい気持ちや、
伝えるべきメッセージを表面化するため、メロディーに寄り添う。

ナイーブになった音には、その瞬間が如実に現れ、
全てがナチュラルであり、等身大の表現として聴き手に接近する。

爆音に身を任せて感情的になれるライブも良いけど、
残響にまで意識がいくような繊細な空間での音楽のひろがりも秀逸。


楽曲との向き合い方、ステージ上での表現のカテゴリーとして、
アコースティックという手段で経験を積んでいるアーティストは意外に少ない。

最小限の選択肢で楽曲を活かすことによって得られるスキルは、
間違いなく音楽家としての成長を約束してくれる。

装飾的じゃないのであらゆるごまかしは効かず、
プレイヤーとしての器量は一気に問われることにもなります。

エレクトリックな迫力ありきと高をくくっているバンドにこそ、
音楽のありの姿で勝負するプリミティブなステージを経験して欲しいですね。


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pic.
いつもと違うリラックスした自然体が見れて、
ブレスまで感じられる距離感がファンの方には嬉しかったり。