毎号が永久保存版と謳う、専門的な掘り下げた記事が魅力の雑誌「Pen」
新しい視点と美意識でライフスタイルを刺激するクオリティマガジンなわけですが、
10月15日発売号(月2回発行)の特集「再生する家」がなんとも素敵な内容。
「住み継がれていくために」という、住まいの継続性をテーマに、
これからの住宅のあり方に迫った多くの実例が掲載されています。
安心して家族の未来を見据えることができる、長期的な視野を据え直し、
永く生き続けられる家をモチーフに、住環境の概念に大きな広がりを与えてくれます。
光、風、土など、今求められる枯渇する心配のない自然エネルギーを使用し、
もちろんCO2を排出しないから、地球環境にも負荷をかけない。
採光、通風、植栽など、常に再生可能な自然の力を取り入れたナチュラルな建材を用い、
耐震性への留意など、災害に強い設計、建築方法がこれからの家づくりには欠かせません。
今号の中でも「アクティブ・ソーラー」「パッシブ・ソーラー」という、
太陽や風などの力を活用した、ふたつのエネルギーシステムに関してなど勉強にもなります。
※ アクティブ・ソーラー = 太陽光を電気に転換して活用する発電システム。
※ パッシブ・ソーラー = 太陽の光や熱、風などを壁や床の素材にそのまま利用する。
スマートグリッドの整備など、再生可能エネルギーへのシフトは着実に進んでいます。
気象条件や自然界に存在する現象をデザインし、このほしの住民として家に住み、地球に住む…。
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カバーに登場する部屋の真ん中には、なんと植物が生えています。
緑があるのではなく、緑そのものが育っているエコハウスでのエコライフ…素敵。