あらゆる事象に驚いたり感動したりするのにも、ある程度の知識や見識が必要なんですね…。
物理学者は興奮して眠れぬ夜を過ごしたという、計り知れない影響を持つ衝撃データ。
先日、物質を構成する素粒子の一種であるニュートリノが、
光の速度より速く飛んでいるという驚きの観測結果が発表されました。
いったい、将来なんの役に立つんだと思っていた物理の授業は、きっとこういう時に、
心から興奮できるようにするためのものだったんでしょうね。(ちゃんとやっておけば良かった…笑)
現代物理学の基礎である、アインシュタインの特殊相対性理論と矛盾することになり、
観測結果が事実なら、物理学を支えてきた基本原理を根底から揺るがす可能性があるそうです。
基本原理だけでなく、時間や空間についての考え方まで革命的に変える可能性も秘めており、
「超高速」や「異次元」の存在が加わることにもなってくる、にわかには信じられない話。
宇宙全体のエネルギーが変わり、宇宙の誕生や未来を計算するのにも影響を与えるという話の規模で、
今後、様々な理論や実験を重ねながら検証していかなければならないようです。
いちいち全裸で登場するシュワちゃんや(笑)、ドラえもんなど、
SFの中での話だったような奇妙な現象が起きている可能性があるとのことです。
実験チームは、この結果が科学全般に与える、潜在的な衝撃の大きさから、
拙速な結論や物理的解釈は加えないとグループ内で合意しており、検証を求めているようです。
以下、24日付けの読売新聞1面に大きく掲載された記事より。
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ニュートリノ(ミュー型)を加速器という装置で打ち出し、
約730km離れたイタリアのグランサッソー地下研究所へ地中を通して飛ばした。
光はこの距離を0.0024秒で飛ぶが、今回の観測によって、
ニュートリノは光より1億分の6秒早く到達していることが分かった。
これは、光の速度より0.0025%だけ速く飛んだことを示している。
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100年振りに特殊相対性理論は覆され、修正されることとなるのでしょうか。
ま、よく分からないということですね、"速い"話が。笑
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朝刊片手にモーニング。
人生をもっと深く味わうためにも、学ぼう…。