以前のブログにも書きましたが、今年の始めに映画「ソーシャル・ネットワーク」を観たのですが、
日本でも急激にその登録人口を増やしている話題のSNS「facebook」
マスコミ嫌いなザッカーバーグの信頼を得た著者の独占取材によって構成される画像の書籍、
「フェイスブック 若き天才の野望」を読了しました。(春ぐらいにですが…)
映画「ソーシャル・ネットワーク」の製作時から、またこの書籍の出版時からも、
その驚異の拡散性はさらに増しており、現在の登録者数は全世界で6億人に上ります。
映画のエンディング時点では150億ドルと描かれていた時価総額も、ゴールドマンサックスが出資した、
今年1月に500億ドルと見積もって話題を呼び、先月には700億ドルと発表されました。
論議には不向きな流動性重視のツールより、固定されたSNSという点では魅力的ですが、
インターフェイスの利用性としては、日本版はまだまだ改良の余地があるようですね。
実社会をネット上に置き換える、透明性の高さを魅力のひとつとするフェイスブックですが、
実名登録制が日本の文化や習慣に馴染むのかといった懸念もあります。
良くも悪くも秘匿性を頼り、そこに自由度の高さと安心感を得る日本の国民性。
信頼性は高いが開放的なツールという点で、開かれたネットとして根付くかには慎重な見方が多い。
それでもこの氾濫性はもはや止まることはなく、SNSの域を凌駕するような、
今後ますます重要なツールのひとつになることは間違いなさそうですね。
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スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグ、ジュリアン・アサンジと、
デザインと論考の方向性が似た関連書籍が人気を呼んでいます。