今月2日、国際テロ組織アルカイダ指導者のウサマ・ビンラディン容疑者が、
パキスタンの首都近郊にある隠れ家でアメリカ軍の襲撃作戦によって殺害されました。
約3000人もの人々の命を奪い、世界中を震撼させ恐怖に落し入れた同時テロを指揮した首謀者で、
その命をもってしても償うことはできない重罪を犯した、世界の脅威とも言える凶悪犯。
アメリカの、そして世界中の悲願であり、テロの脅威に打ち勝つ、まっすぐで強い正義の達成ではある。
しかし、正義は成し遂げられたと言うその「アメリカの正義」は果たして絶対なのか。
そして、ただの暴力の連鎖ともとらえられかねないそれは「世界の正義」と同等なのでしょうか。
想い返すのも悲痛なあの同時多発テロが起こったのは、私もまだ10代の終わりだった10年前。
今回の件を報道する、ニュース、新聞、各論評などに目を通し、考察した思惟をひとりごととして、
数回に分けて書いていこうと思いますので、興味のない方は華麗にスルーして頂いて良いと思います…。