東日本大震災の発生から間もなく1ヶ月。
各種の文化芸術活動やスポーツ、伝統的な祭りや催事が中止または延期となり、
当然のことではありますが、日本中を自粛ムードが包んでいます。
春との再会を果たせなかった多くの方々のことを思うと、こうした状況を鑑み、
あらゆる活動を控えるということは必要な人道的配慮で、当然に理解できます。
しかし、芸術や文化活動などは、困難な状況にある人々の心を豊かにし、
被災地への大きな励ましとなり、復興の機運を高めることにも繋がるはずです。
活力を奪う、うつむいた姿勢を続ける行き過ぎた自粛ムードの軽減は、
きっと、日本のエネルギーを取り戻す重要な引き金となります。
一昨日、道頓堀のグリコの看板や、京都タワーも点灯を再開し、
通天閣や神戸タワーもライトアップの再開へ向けた動きを検討しています。
「二次災害」と指摘する声もあるほど、様々な産業や観光地には深刻な影響が及んでいるようです。
過度な自粛ムードを少しずつ排することが、大震災に負けない日本の復興を早めることに繋がるはず。
私たちは、一滴の涙も無駄にしてはいけない。