昨年末の話で、まったくタイムリーではない為なんだか恐縮ですが、
まだここに書いていない、印象深かったことを色々と整理していきたいなと。。
昨年12月には、1年の総仕上げ、努力を積み上げた現状の集大成を形にするということで、
各アーティストの主催公演が多く開催されていました。
年末に開催された「HEIRIS」プロデュースアーティスト「MKY」の主催公演@Flamingo the Arusha
300インチのプロジェクターをバックに展開するライブステージが、
創作イタリアンを味わいながら楽しめる上質なライブディナーショー。
2階吹き抜けの開放感のある会場を埋め尽くすお客様の笑顔に支えられ、素敵な冠公演となりました。
他にもいくつかの公演へ招待されていたので、こちらは完全にプライベートですが、
スケジュールの都合が付く限りの日程と時間で、会場へ足を運んで来ました。
普段あまりプライベートで街のライブハウスへ行くことはないのですが、
各アーティストが工夫を凝らし、ひときわ力を入れる主催公演へは可能な限りは行っておきたいなと。
それぞれタイプの違うアーティスト達でしたが、どれも素晴らしい公演でした。
向上心を持った発展途上故の反省点は残しながらも、有意義な課題を見出せたのではないでしょうか。
アーティストにとっては、年間に何十本と行うライブ。
もちろん、ライブの経験値はライブでしか積めないわけで、ステージに上がっている時間というのは、
他に置き換えて補うことができない極めて貴重で重要な時間です。
しかし、その点を意識するということに気付かず、やみくもにライブ活動を続けているだけでは、
当然ながら生産性は見込めないし、大きな可能性を産み出す建設的な活動とも言い難い。
アーティスト活動の軸となるライブが、ルーティン化されたされたものになってしまい、
細かな部分への意識や配慮が希薄になってしまうようでは価値がないからね。
ただ単に「ライブが好きなバンド」と「ライブバンド」は大きく違う。
活動の幅を絞ってライブの本数を減らすという話ではなく、ライブ一本に於ける精神性や意識、
お客様へ与える価値や満足度を高める姿勢を持ってもらいたいなと思います。
そして、会場で同じ時間を共有するお客様の気持ちへの配慮も忘れてはいけないね。
お客様にとっては、そのバンドとの出逢いの瞬間、
そのアーティストを初めて観る瞬間というのは、人生に一度しかない。
その「人生の一度」となる、それぞれの人間の奇跡の瞬間は、次のライブにも起こるのですよ。
- - - - - - -
pic.
昨年末の「Flamingo the Arusha」での主催公演にて熱演する「MKY」
2010年も、要注目な公演スケジュールが目白押しです。