自分で豚の生姜焼きを作る際、どうにもタマネギを入れる気にはならないのです。

 それは物心ついた時から郷里(くに)のかーちゃんがそのように作ってくれていた、豚の生姜焼きとはそういうものだと馴染んでいたから、に他ならないゆえ自分で作る時もタマネギは入れずにやっています。


 しかし世の定食屋さんやレシピサイト・動画だのの類はたいがいタマネギを入れてる。

 これはある種カルチャーショックと言っては大げさですが、「は〜、世間一般ではそういうもんなんか?」とか思ったものです(よくよく思い返してみればガキの時分、そういうお店で食べたような記憶もうっすらとはありますが)。


 タマネギ入れるのも、自分で作る分には好きな硬さに持って行けるかも知れませんけど、やっぱり「肉のみwithキャベ千」としてしまいますね。

 牛丼や豚丼みたいに“煮て”仕上げる料理はタマネギありでも大して疑問は持ちませんが、焼く・炒めるとなったらハナシは別。

 とりわけお店で注文する場合、「肉よりタマネギでガサ増ししてんじゃねーの?」「タマネギがやたら『シャキシャキ感残すために』とか言ってやたら硬いんじゃねーの?」なんて、外では頼みたくてもなかなか頼みづらい一品です。


 過去に生姜焼きではありませんでしたが





(ハッキリ言ってしまえば『順興園』の日替わり定食「豚肉細切りと玉葱黒胡椒炒め」でしたよ)、大盛り頼んだら明らかにタマネギでガサ増ししてたのが見え見えな上、しかも硬めに仕上げて下さってたもので、とりあえずこっちから頼んだ手前、完食こそしましたけどそれ以来しばらく「タマネギは見ただけで気持ち悪くなる」とさせられた事もありました。吉野家松屋すき屋で牛丼頼んで「タマネギ硬かったらどうしよ…」なんて怯えるくらいには。


 ややハナシは飛んでしまいましたが、そんな経験も経て?「やっぱ豚の生姜焼きにはタマネギよりかもむしろキャベ千の方が必須だろ?! タマネギなんぞ要らん!!」とすら思ってる自分がいるワケです。


 『豚の生姜焼きにタマネギ入れるのはアリかナシか』、これは好みや環境によってキレイに二分しそうだなぁ、自分で作るのに入れる派入れない派でキッチリ分かれそうだなぁと、こないだ生姜焼き作りながらふと思った事でございます。



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