昨日は今年初めての通院日でした。4科の受診と思っていたら、内分泌科は2ヶ月に1回になったので昨日は腎臓内科、乳腺外科、循環器内科の3科の受診と血液・尿検査、それとゾメタの点滴治療がありました。腫瘍マーカーの検査結果が出るのに少し時間を要する為、早めに家を出る事にしました。最初の診察は腎臓内科の11:30amからでしたが、9時過ぎには荷物を持ってくれる母と共に家を出ました。その前の日の夜は胃が激痛で夕食後は寝込んでしまい、寝る頃まで苦しみましたが、夜中3時頃には何とか眠れて、朝7時に起きて病院へ行く事が出来、ほっとしました。


東京は昨日は晴天で、風がやや強かったものの最高気温は13℃を超える暖かな陽気で助かりました。エレベーターで下に降り、タクシー乗り場までは公園を通って行くのですが、日陰はさすがに寒かったですが、日向に出ると驚く程日射しが強くて暖かく、太陽の偉大さを実感しました。日に当る事で木々の芽が膨らんで成長していける事に納得出来ます。昨日は5、10日で道が混むかと思いましたが、全然渋滞はしませんでした。車に乗っていても日の光がジリジリと暖かくて暖房が暑い位でした。只、タクシーの運転手さんが咳やくしゃみを連発していてマスクもしていなかったのが嫌な感じでした。風邪かインフルエンザでも伝染されたらたまったものではありません。家を出る前にマスクを持って行こうと思って出したまま忘れてきてしまいました!


10時前には病院到着、受付を済ませ、採血・採尿室へ。昨日は早い時間に着いたせいか結構混んでいましたが、5分と待たずに順番が来ました。上手な看護師さんに当り、腕の内側の血管から一発で採血成功♪ただ逃げる血管を中で針を動かして探られた為、少し痛みはありました。採尿も済ませて内科の受付を済ませ、腎臓内科の待合へ。予定より30分早く呼ばれました。


腎臓内科主治医の女医さんのI先生の診察。「いかがですか?調子は?」と訊かれて、「はいここのところマグミットが効き過ぎたのかひどい下痢が続いてかなり体力を消耗してしまいました。マグミットをしばらく飲むのを控えたらようやく昨日から下痢が治まりました。」と話している間に、血液検査と尿検査の結果の一覧表をプリントして渡してくださいました。腎機能は落ち着いていて、血液検査のクレアチニンは先月の1.4から1.3へと下がり(正常値は0.5~0.8)、尿素窒素は先月と同じ20(正常値は8.0~22.0)と横這いで正常値内。尿検査は相変わらずたんぱく尿で1+だったものの先月と変わらず。潜血はなし。尿細管などのマーカー値も正常との事で、特に腎機能に問題はなく、この日もゾメタの点滴OKとの事。ただ他の血液検査の項目で、肝機能の数値が上がって悪化していて、黄疸が出ていないか目をチェックされました。それと血中ナトリウム値が先月の128から125(正常値は136~147)とまた下がってしまった事を指摘されました。利尿剤で洗い流されてしまっているのと、最近下痢が続いていたので更に流れ出てしまったのではないかとの事でした。塩分補給を怠らないよう言われました。来月の予約を入れてもらって診察終了。


次は乳腺外科の診察。先月は臨時に女医さんのI先生という方が診てくださったのですが、とてもいい先生でした。ただ、今月からは、また以前の女医さんのM先生になるのか、それとも産休が明けて戻って来られたH先生という女医さんが金曜日が外来診察日となるのでH先生に引き継ぐ事になるか、それともI先生が診る事になるかまだ分からないと言われていて、どの先生に当るのか正直不安な気持ちでした。ほどなくして、診察室に呼ばれ、中に入ると、若い優しそうな女医さんのH先生が立っていて私を招き入れ、先生の方から、「今度、金曜日が外来診察日になったので、私が外来の方を担当させて頂く事になりましたHです!」と挨拶してくださいました。私もフルネームを伝えて「よろしくお願いします!」とご挨拶しました。「M先生の方から詳しく病状の事は聞いております。M先生も大変心配なさっていて、もし入院する事になったら私が診る!と仰ってましたよ。」と言われてちょっと嬉しくなりました。M先生も先月臨時に診て頂いたI先生もとても親切で良い先生でしたが、H先生もとても優しくてしっかりしていて、以前からいらしたので頼りになる良い先生で安心しました♪診察内容は、ここの所、マグミットの効き過ぎなのか分からないけどひどい下痢が続いて体力を消耗させてしまった事、寒さが堪えて、動くのもしんどい事、痛みは今のところ何とかオキシコンチンでコントロール出来ているが、たまに疲れが溜まってきたり、体調が思わしくなかったりした時に、腰椎から来る骨転移の症状で、左足付け根から膝にかけてひどい神経痛が起こる事があり、頓服のオキノームも効かない事等をお話しました。そして、先月I先生から、そうした腫瘍が神経を圧迫する事によって引き起こされる痛みに有効とされる抗てんかん薬のしびれ止めガバペンは、錠数を沢山飲まないと効かないと聞かされたが、本当ですか?と質問すると、「薬効というのは、効いている時にはあまり実感はないもので、効かない時ばかりが気になるものですが、普段、そうした神経痛をあまり感じないで済んでいるという事は効いているんだと思いますよ!」との事。それから、他のブロ友さんから聞いた、「リリカカプセルは神経痛に有効なのですか?」と尋ねると、「人によってリリカの効き易い人、効きにくい人が居ますし、それに副作用もあります。今の所、切羽詰まっている様子は見られないので、必要になればいつでも処方しますが、今の所は要らないと思いますよ。」との事。副作用については、腎機能や肝機能に問題がある人は必ず注意が必要との事でした。それから、ここのところ頻繁に下痢が続くようになり、その都度マグミットの量を体調に合わせて加減している事や、また最近は度々ひどい胃痛に見舞われる事があり、昨夜も夕食後に胃が激痛で寝込んでしまった事、口内炎が出来やすい事、それと頻繁に鼻をかんでいるけれどここのところ毎晩鼻血が出てしまう事を伝えると、身体中の粘膜が弱っているとの事。抗がん剤をやっている訳でもないのにどうしてこんなに粘膜がボロボロになってしまうのでしょうか・・・?腫瘍マーカーの値はこの時点ではまだ出ていなかったので、この日はこれで診察終了となり、いつもの薬を院内処方してもらい、来月の予約と、この日のゾメタの点滴をオーダーして頂いた後、診察室を後にしました。母に、「新しい乳腺外科の主治医はとても優しくて感じの良い人だったよ。」と伝えると母も安心してくれました。正直、女医さんで良かったです!男性医師に比べて、抜けがないし、親切で丁寧だし、しっかりしています。H先生に、「女医さんで良かったです!失礼だけど男性のお医者さんは、一つ頼み事をするともう一つを忘れてしまう事がよくあって今まで苦労しました!」と話すと、「男性の医師は基本的に18歳で医学部に入った時のまんまで子供ですから・・・。物忘れの事を指摘するとすぐにムクれてしまうし、おだてて、立てていかなきゃならないし、大変です!」と言って一緒に笑いました。


次は循環器内科のK先生の診察予定でしたが、まだ時間があるので、先に通院治療センターでゾメタの点滴を受ける事になりました。お昼ご飯に行くのは遅くなりますが、途中で呼び出されて慌てるのも嫌なので全部済んでから食べに行く事にしました。しばらく待合室のソファーでTVニュースを見ているとほどなくしてリクライニングチェアに案内されました。薬が到着するのにしばらく待ち時間がありましたが、薬が届くとすぐに看護師さんが針刺してくれてゾメタと続いて流しの生理食塩水を点滴しました。午前中に採血した腕の内側の血管は細過ぎるので使わず、いつものように左手の甲から点滴してもらいました。最初、針刺した後、管をつなぐ間、看護師さんの押さえが甘くて、そこいら中に流血してしまい、セーターは汚れませんでしたが、手の平全体が血でびしょびしょになってしまい、防水シートを敷いていたので、椅子の肘掛に敷いたバスタオルまでは浸透しませんでしたが、防水シートは血の海でした。アルコール綿で拭いてもらっても爪の溝とか指の間が落ちません。30分位で点滴が終わった後、待合の洗面所で手を洗い流してようやく綺麗になりました。


最後は循環器内科K先生の診察。1時の診察予定でしたが1時半頃呼ばれました。「どうだい?調子は?」と訊かれて、他の科と同じく下痢が続いて体力を消耗し、動くと息切れが激しかった事や、先日お風呂から出た後、動悸と息切れがいつまでも治まらず、胸が痛くなった事等を報告。「だからシャワーやお風呂は最大のリスクがあるとこの前も言ったじゃない。」と言われましたが、ずっと入らない訳にもいかないし、数日置きに入って、その次に入って髪を洗った時には大丈夫だった事も伝えました。その場で血圧を計ってもらうと上が95とやや高め。それと血中酸素飽和度は、酸素ボンベの量を労作時の3Lで使用した状態で97%。それと血液検査の結果、心不全を示すホルモンのBNPの値が先月から大幅に改善し、1600台から1050(正常値0~18.4)に減りました!これは驚くべき変化です♪喜ばしい事です。寒さや下痢で体力を消耗させていたにも関わらず、ここの所、夜はPCの電源を入れずに9時にはベッドで休むようにしていた事や、ゲームをやる時間も大分減らしたおかげでしょうか?それと毎朝のイメージ宣言で、検査数値が改善してありがとう!と宣言し続け、グラフが右肩下がりになるイメージが実現したのでしょうか?


しかし、良い事ばかりではありませんでした。先ほど乳腺外科の方でまだ腫瘍マーカーの検査結果が出ていなかったので、K先生に出たかどうか尋ね、「出ているよ!」との事でプリントしてもらったところ、目が飛び出そうなほどびっくりしました!先月ついに腫瘍マーカーCA15-3が2000を突破して2048、CEAも1000を突破して1100まで上がっていたのですが、何と今月は、先月からさらに1500も上昇し、CA15-3が3582!CEAが1495に跳ね上がりました!これにはさすがの私も驚きと動揺を隠せませんでした!K先生にその事を告げると、「帰りにもう一度H先生の所に言って診てもらって何か対応してもらったら?ちゃんと診てくれる筈だよ。」と言ってくださいましたが、「・・・いいえ、寄ってみたところで、どうせ無治療だし、何も出来る事はありません・・・。仕方ないです。」と答えました。肝機能を示す数値もそれぞれ上昇し、ASTは前回の77から107(正常値は10~40)に上がり、ALTも前回の34から50(正常値5~40)に上昇、LDHは307から327(正常値115~245)に上がり、ALPは骨転移の影響もあるので仕方ないですが、1019から1462(正常値115~359)に跳ね上がりました。まだ黄疸が出るほどの数値ではありませんが、どの科の主治医も一応黄疸がないか私の白目をチェックしていました。やはり骨転移と肝転移の増悪がかなり進行しているようです・・・。


それとK先生は、血中のナトリウム値が下がった事をとても気にしていました。「125というのはそろそろ意識障害がいつ起きてもおかしくないレベルだよ!頭がボーッとして意識を失って倒れる事があるよ。このまま入院してしばらくナトリウム点滴をしようか。」と強く勧めてきました。私が固辞すると、「それじゃ通院で毎日点滴するか?」と言われ、毎日往復4000円以上もタクシー代をかけて通院なんて無理だし、体力もありません。それも断ると、「じゃ2週間後にもう一度採血して様子を見るか・・・」と言うのでこれも月2回も通院したくないし断り、いつも通り4週間後にしてもらいました。K医師も溜息をついて、「まったく・・・、こうなるといつも噛み合わず平行線のままなんだよな~!もし倒れたら救急車すぐに呼んでもらって!しかし、腫瘍マーカーもこんな値だし、内科でも外科でもいいから早目に入院しておいて、緩和ケア病棟に移った方がいいんじゃないのかな~?緩和病棟は電話してもすぐには入院出来ないんだろう?」と言われましたが、今ここで入院などしたら、今ある体力や筋力すら失われ、身の周りの事や家事も自分では出来なくなってしまい、寝たきりになってしまう可能性が高いです。去年のお正月明けにしばらく入院した時でさえ、身体は一気に老化してお婆さんのような身体になってしまい、お尻は皺だらけが骨と皮になり、退院して家に帰るとあまりの寒さに凍えてしまい、以前のようにPCの前に腰掛けているのも大変になってしまいました。元の状態に戻るのにかなりの時間を要したし、大変でした。それと不味い病院食のおかげで未だに食べられない物が沢山あり、青菜のお浸しは一生食べられそうにないし、煮物も煮魚も味噌汁も臭いが鼻について嫌いになってしまいました。野菜を茹でる臭いさえ耐えられなくなりました。ポトフやミネストローネ等、ローリエやハーブ、胡椒等で臭みを消したスープなら食べられるけど、野菜が煮える臭いが堪らなく嫌になってしまいました。また出汁や鰹節、醤油、みりんの臭いが耐えられず、先日母が里芋の煮っ転がしを作っていて、その臭いで気持ち悪くなり吐き気が治まらず寝込んでしまいました。それもこれも病院食のせいです。病院食はもはや食事を運んでくるカートの音を聞いただけで吐きそうになってしまいます。去年の秋の消化器内科に1週間入院した時には絶食だったので良かったですが・・・。再び長期入院等したら完全に栄養失調になってしまいます。それにもう二度と家に帰って来られない気がします・・・。また高齢で高血圧、高コレステロールの母に1日置きにこの寒い季節に面会に通ってもらったら、思わぬ事故に繋がりかねません!心筋梗塞や脳卒中を起すリスクがあまりにも高く、心配でなりません。もしそうなったらそれこそ取り返しがつきません。ナトリウム値が下がったのは下痢が続いたせいなので、下痢が治まれば自然に改善すると思います。「頑張って梅干を沢山食べて塩分補給に努めます!」と言ってK医師を振り切り、次回の診察予約と、心エコーの予約もしてもらって、4週間分の薬を処方してもらって診察室を後にしました。その前に、いつもの薬にプラスしてかゆみ止めのレスタミンコーワクリームも処方してもらいました。私がセーターの襟を引っ張って、鎖骨の辺りの無数のかさぶたを見てもらうと、K医師はびっくりして、「これ、本当に乾燥から来ているの!?大丈夫なの?肝臓が悪いと痒みが出てくる事があるけど・・・。でも黄疸は出ていないしな。普通は黄疸が出てからだけどな・・・。」とブツブツ言っていましたが、「まぁレスタミン位はいくらでも処方するから。」とすんなり出してくれました。(本当は私が使うのではなく、母の為に手に入れたかったのです。母が最近、頭や髪の生え際の辺りに細かい赤い湿疹が出来てひどく痒くなり、以前処方してもらった痒み全般に効くレスタミンを渡して塗ってもらったところ、すぐに痒みが引いたので、もう残りが少なくなっていたので以前の倍の量をもらって置きました。)


これにて全ての診察と治療が終了。まだ2時を回ったところで、ようやくお昼ご飯を食べに食堂へ行く事にしました。その前に酸素ボンベの残量が0になりそうだった為、医療相談室へ寄って酸素を交換してもらってから院内の食堂で、いつもの醤油ラーメンとクリームソーダ、母もラーメンとバニラアイスを頼んでゆっくり食べ、その後、売店で、干し梅や梅ねりといった塩分の沢山入った梅のお菓子を沢山買い込みました。


買い物も済ませ、1Fに降りて診察券を受け取り、会計を済ませ、院内薬局で薬を受け取って帰りました。昨日のお会計はいつもと同じ、自己負担限度額の24600円。


疲れていましたが、久々に外に出たついでに、色々買い物したくなって団地の前のコンビニ前でタクシーを降りてセブンイレブンに寄って海老マカロニグラタンとポテトサラダ、みたらし団子とわらび餅、ミックスナッツ、あたりめを買い、スーパーにも寄って、バナナとヨーグルト、バレンタイン用のチョコやレトルトカレー、ノンアルコールの梅ドリンク、グレープフルーツジュース等を買って帰りました。昨日は全て順調に済み、予定より早く4時半には家に着きました。家に着くとさすがにどっと疲れが出て、しばらくは色々食べたりジュースを飲んだりして一息入れました。


昨夜は夕食後、疲れて早くベッドに横になりましたが、また胃が痛くなってしまい、その後も痛みは続いていて、今日も午前中は胃の激痛に苦しみ、今もまだ痛いです。今夜は梅粥にします。下痢は昨日も今日も治まっています。何だか体調最悪ですが、今夜も早めにゆっくり休みます。以上、今年最初の診察日の報告でした。長々とすみません。最後まで読んでくださってありがとうございました!


それから、今夜1月26(土)20:50~21:00までの10分間、ヒーラーのsheep-chocolatさんの満月の瞑想が行なわれます。どなたでもどこからでも参加自由です。興味のある方は、sheep-chocolatさんのブログ をご覧ください!


今日は昨日とはうって変わって寒波がやって来て、朝は氷点下まで冷え込み、日中も10℃まで上がらず、寒い1日でした。しかし、季節は着実に春に向かっていきます!太陽の光を沢山浴びて今年も見事な花を咲かせて欲しいです!今年は是非、飛鳥山公園まで足を延ばしてお花見を楽しみたいな~!その前に初詣ですね!


Tomoさんのブログ 乳がん転移闘病記


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