今日は4週間に1回の乳腺外科の外来診察日だった。
朝からは冷たい雨。厚手の上着を着て出かけた。家から少し離れた停留所まで歩き、バスに乗ってしまえば終点がK病院だ。9:30amの予約だったが10分前に到着。病院は大規模な改装工事が行われていて、今日行くと総合受付、外科の受付、診察室、会計の場所が変わっていた。乳腺外科は仮病棟の2階に移っていて、少しとまどっているとスタッフの人が親切に案内してくれた。いつもは30分位待たされるが、今日はすぐに呼び出し受信機が鳴り、診察室へ。
先月から主治医が替わった。2年以上お世話になった前の主治医は京都の病院へ転勤になり、新しく他所の病院からいらした先生に替わった。前の主治医も真面目そうな人だったが、今度の主治医は若々しくて爽やかなイケメンで親切に私の話を良く聞いてくれる。歳を聞いたら36歳との事。もう少し若く見える。先生に「イケメンで素敵な先生だと思いました。」と言うと照れて笑っていた。
先月、胸椎・腰椎・骨盤・大腿骨の痛みが強くなったので医療用麻薬オキシコンチンを朝晩10mgずつ増量してもらい、朝晩30mgずつ一日合計60mgにしたところ、気分が悪くなってしまい、5mgずつ減らして飲んでみたところ、痛みも大分楽になり、気分の悪さもそれほどでもなくなった事を報告。今回から朝晩25mgずつ計50mgにしてもらう。またオキシコンチンの増量による副作用で便秘がひどくなってしまう恐れがあった為、先月便秘薬のプルゼニドを処方してもらったが、お腹のマッサージといつも飲んでいる緩下剤のマグミットだけでお通じがあるため、今回は要らないと伝える。
「以前飲んでいた吐き気止めのノバミンの副作用(アカシジア)は治まりましたか?」と聞かれる。3月まで2年以上飲み続けていたノバミンの副作用で、じっと落ち着いている事が出来ず、ウロウロ動き回ったり、椅子に座っていてもユラユラ体を動かしていたり、貧乏ゆすりをしたり、急にこみ上げてくる不安感や焦燥感にかられたりといったアカシジアと呼ばれる症状があったのだが、薬を止めて2ヶ月以上経って今は落ち着いている事を報告。また最近ブログを始めて、集中する事で気が紛れ、痛みや不安感が気にならなくなっていると話すと、「それは良かったですね。ブログというのは簡単に出来るのですか?」と聞かれ、電子カルテに「ブログを始めて、落ち着いている。」と入力されていて可笑しくなってしまった。
先月の血液検査の結果は、腫瘍マーカーが低い値で安定していてほぼ横這い。CEAが11.2、CA15-3が20.3。かつてピーク時にはCEA946、CA15-3が1968もあったのだが、抗癌剤治療CEF療法を始めてからグングン下がっていった。副作用で心不全を起こして抗癌剤治療を止めてから、もう半年以上が経過するがその後も腫瘍マーカーが下がり続けているのは、毎週ヒーラーのsheep-chocolatさん から受けている遠隔レイキヒーリングやパワーストーンのおかげだと思う。
腎機能を示す尿素窒素やクレアチニンの値が高く、脱水状態。乳がん骨転移の痛み止めの他、心臓の薬や色々な薬を12種類も飲んでいる副作用で腎機能が落ちているのと、心不全の治療で利尿剤を毎日2種類飲んでいるせいもある。赤血球が毎回少しずつ減っていて若干貧血気味。肝臓転移はあるが、肝機能を示す数値は低く正常値内で安定している。
院内薬局で4週間分の薬が処方され、来月の診察の予約を入れ、今日は採血とゾメタの点滴をして終わり。
本館にある外来処置室に向かう。待合のソファで、時々見かける同じ乳腺外科の患者さんと少しおしゃべりしていると、ほどなく呼ばれてリクライニングチェアに案内される。先月はベッドだったけど、その日によって違う。すぐに点滴薬が来て、針を刺してくれる医師もわりとすぐに来てくれて、採血の後、ゾメタの点滴、流しの生理食塩水と続き、40分もかからず午前中に終了。いつもは大分待ち時間があって、午後にずれ込むのが常で売店でおにぎりを買って食べたりするのだが、今日は何もかもスムースに行った。
会計を済ませ、院内薬局で処方された薬を受け取り、家路に着く。雨はもう上がっていて薄日が差していた。
