赤い砲弾。雨に濡れて散る。 | ざっとしたぶろぐ [ "that" Official Blog ]

赤い砲弾。雨に濡れて散る。

友達の子ども、3歳の男の子。水色の小さなキリンのぬいぐるみが大好きで、抱えながらニコニコしているのを見ているだけで幸せな気分になる。


銀行。頼まれた入金を済ませた。グサッと記憶が流れ込む、頭に情報が突き刺さる。


それはたくさんのトロフィと、緑の苔がところどころついた女の子の石像、小学校、そしてラズベリー色のお菓子。


雪、山中でタクシーを降りた。斜め右にそれた道を、雪をシャリシャリ踏みながら歩いた。病気で高熱なのか、雪の寒さがまったくこたえない。これでいいんだ、これでいいんだって言い聞かせながら歩いた。


小学校。グラウンド横の坂を登ると、さっきの記憶に沿ったトロフィと石像が並ぶ。必死になってその女の子を思い出すが、一つシーンが再生されると、一つ消えていく。


空に砲弾が飛び交う。大砲から赤い火薬が吹き出す。知らないうちに雨が降っていた。


全部を諦めて帰ろうとした僕の手を誰かが握った。



今1時間横になったら再生されたよ。誰か夢診断して( ^ω^ )