皆様、こんにちは。

 

広島県三原市を拠点とする保険代理店で、企業様向けに各種ソリューションサービスを提供しております、株式会社Tグループと申します。

 

この「健康経営一直線!Tグループ(2022年ブライト500認定)の健康経営サポートブログ」のテーマは、タイトルの通り、弊社が取り組んできた「健康経営」と、健康経営に関する情報発信です。

 

まだ健康経営について知らない企業の方には、これから健康経営に興味関心を持っていただくきっかけに。

 

また現在、取得を検討しておられる企業の方にとっては、ヒントやモチベーションアップを感じていただけるような記事を投稿し、健康経営に取り組みながら実績を上げる企業が1社でも増えることを心から願っています。

 

参考にしていただければ幸いです。

 

今回の問いも、前回に引き続き、3章の中から「健康経営の実践に向けた土台づくり 適切な働き方の実現に向けた取り組み 仕事と家庭生活の両立に向けた環境づくりのためにどのような取り組みを行っていますか。」です。

 

設問

★Q16.仕事と家庭生活の両立に向けた環境づくりのためにどのような取り組みを行っていますか。(いくつでも)

◆超過勤務時間の把握のみでは適合要件を満たしません。

 

1残業の事前申告制度を設けている

2PCのログイン記録等、入退社時刻を正確に記録するシステムを導入し、従業員が申告した勤務時間との間に差がある場合には指摘・是正を行っている

(タイムカードの導入のみの場合は除く)

3長時間労働をしている部署の上司や部署に対するペナルティを設置している

4時間外労働時間の削減を管理職の評価項目に設定している

5時間外労働時間の削減を一般従業員の評価項目に設定している

6業務繁閑に対応して休業日の設定や所定労働時間の変更を行っている

7勤務間インターバル制度を設けている

8時間単位での年次有給休暇の取得を可能にしている

9フレックスタイム制度または時差出勤制度を設けている

10任意のタイミングで取得できる有給の特別休暇制度(お盆・年末年始休暇、慶弔休暇は除く)を設けている

(例:ボランティア休暇、永年勤続休暇、病気休暇、看護休暇、骨髄等移植のドナー休暇等)

11定時消灯日・定時退勤日(ノー残業デー等)等を設定している

12育児や介護等のための法定を超える短時間勤務や、本人の希望に応じて週休3日制等の勤務制度を導入している

13特に行っていない ⇒不適合

 

弊社の答え

1残業の事前申告制度を設けている

2PCのログイン記録等、入退社時刻を正確に記録するシステムを導入し、従業員が申告した勤務時間との間に差がある場合には指摘・是正を行っている

(タイムカードの導入のみの場合は除く)

6業務繁閑に対応して休業日の設定や所定労働時間の変更を行っている

10任意のタイミングで取得できる有給の特別休暇制度(お盆・年末年始休暇、慶弔休暇は除く)を設けている

(例:ボランティア休暇、永年勤続休暇、病気休暇、看護休暇、骨髄等移植のドナー休暇等)

11定時消灯日・定時退勤日(ノー残業デー等)等を設定している

 

では解説していきます。

「1残業の事前申告制度を設けている」について。

弊社では、終業時間18時の1時間前(17時)までに、上長へ口頭および、運用している勤怠管理システム「KING OF TIME」で残業の事前申告を行うこととしています。

 

 

 

 

「2PCのログイン記録等、入退社時刻を正確に記録するシステムを導入し、従業員が申告した勤務時間との間に差がある場合には指摘・是正を行っている」について。

弊社では勤怠管理システム「KING OF TIME」を導入しており、従業員の始業から終業時刻、残業などの時間を管理者であるマネージャー(私・井原)が毎日確認しています。打刻ミスや申請のない残業などがあれば、その都度指摘し、是正するなど、勤務時間の最適化を図っています。

 

「6業務繁閑に対応して休業日の設定や所定労働時間の変更を行っている」について。業務の繁閑に合わせて、会社が指定する日を特別休暇としたり、半休、早帰りなどの推奨、実施に努めており、労働時間の最適化を図っています。その際には、いずれも月初に、全従業員に対して、社内の情報共有アプリ「LINE Works」と、口頭で伝えています。

 

 

「10任意のタイミングで取得できる有給の特別休暇制度(お盆・年末年始休暇、慶弔休暇は除く)を設けている」について。

弊社では、介護休暇制度と育児休業制度を設けています。

これまでのところ、育児休暇制度を16年前と7年前の2回、それぞれ1年半〜2年間、活用した従業員がおり、本人からも「安心して子育てができました。収入があるので生活も安定し、ありがたかったです。そして何より、大好きな仕事にまた戻れるという気持ちの安定感が大きかったです」と、今でも感謝してもらっています。

また介護休暇制度の適用事例もあります。従業員のお母さまが入院され、その従業員から「母の介護で会社に迷惑をかけては申し訳ないので、退職します」と、告げられましたが、介護休暇制度を活用してもらいました。およそ3ヶ月でしたが、介護休業制度と有休を使われました。結局は、お母様が逝去されたのを機に退職されましたが、退職までの流れもなんのトラブルもなく、円満退社となりました。

従業員の世代構成から、両休暇制度の適用を今後も想定しており、従業員から「安心だ」と喜ばれています。

 

 

「11定時消灯日・定時退勤日(ノー残業デー等)等を設定している」について。

毎週水曜日を「ノー残業デー&早帰りデー」としており、17:30終業、17:45退社を実践しています。

また、コロナ禍から2021年に営業時間を見直し、店舗の営業時間をそれまでの9:00〜18:00から9:00〜17:00までと1時間短縮、変更しました。店舗は17:00で閉めて、電話受付もメッセージが流れる留守電に切り替え、来店・電話対応時間を減らすことで、終業前に集中してデスクワークに取り組める時間を設けました。これにより、定時退勤を増やすことで、ワークライフバランスに寄与することを目的としています。

 

理想の職場づくりは、その想いを語るばかりでは無意味です。単に「効率化しやすい」とか「管理しやすい」などの理由で便利なシステムを導入するだけでもダメです。ちゃんと「仕組み」として改善していかなければ、あるいは根拠を作って文章化し規則として「制度化」し運用し、実践を続けなければ、従業員にとって「本当に働きやすい職場」にはならない、と痛感しています。

それは売り上げアップでも、健康経営の推進でも、同じことが言えそうですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

次回は、次の設問「コミュニケ-ションの促進に向けた取り組み」について解説していきます。

 

健康経営に興味のある広島県東部の企業さまへ。

 

認定取得や取り組みの方法などについて疑問があれば、ぜひお気軽にご相談くださいませ。弊社の経験から、アドバイスさせていただきます。