皆様、こんにちは。

広島県三原市を拠点とする保険代理店で、企業様向けに各種ソリューションサービスを提供しております、株式会社Tグループと申します。

 

この「健康経営一直線!Tグループ(2022年ブライト500認定)の健康経営サポートブログ」のテーマは、タイトルの通り、弊社が取り組んできた「健康経営」と、健康経営に関する情報発信です。

 

まだ健康経営について知らない企業の方には、これから健康経営に興味関心を持っていただくきっかけに。

また現在、取得を検討しておられる企業の方にとっては、ヒントやモチベーションアップを感じていただけるような記事を投稿し、健康経営に取り組みながら実績を上げる企業が1社でも増えることを心から願っています。

 

参考にしていただければ幸いです。

 

今回は、健康経営にも必須であります「健康診断」に関して、弊社の健康診断の取り組みに関するご紹介です。

 

◆「健康診断」受診率は100%

 

保険代理店である弊社は2018年夏、取り扱う保険商品の開発元である保険会社の担当者から健康経営に関する情報提供を受け、独学で認証取得の準備をスタート。

 

資料を揃えて同年秋に経済産業省に申請し、2019年2月発表の「健康経営優良法人2019」にて、「健康経営優良法人2019(中小規模法人部門)」で無事認定されました。ここからが本当の健康経営のスタートとなるわけですが、認証取得に取り組む前までは、健康経営に関してどんな取り組みを行ってきたのでしょうか。

 

最も力を入れていたのは、社員の定期健康診断です。弊社は、事業者が社員の健康管理義務を果たすための福利厚生施策として、社員の一般健康診断実施率100%を徹底してきました。

 

毎年4月の健康診断は必ず受診してもらい、もちろん代金は全額会社負担。がん検診オプションも会社負担で受診してもらうなど、社員の健康維持に配慮してきました。がん保険や各種損害保険をはじめとしたさまざまなリスクヘッジ商品を販売する保険代理店という商売柄もあり、「まずは社員の健康こそ、健康的な会社経営の根幹になる」「社員自身の健康維持への関心が高ければ高いほど、顧客に保険商品を提案する際に説得力が増す」という意識は、当初からありました。

 

健康診断受診は「事業所の義務」ですから、他の会社でも、法律上は100%実施されているはず。しかし調査報告によれば、社員50人以上の事業所では確かに100%に近い数字ですが、30人未満の事業所では実施率90%を下回るという調査結果が出ており、小規模になるほど受診率は下がる傾向にあるようです。

 

 

健康診断の受診率向上は、健康経営の第一歩。「健康経営優良法人」認定制度においても、健康経営健康診断の受診率が高いこと(実質100%)が認定基準のひとつです。

 

◆健康診断受診率と、社員の健康管理

 

ここでひとつ、興味深いデータがあります。

千葉産業保健推進センターは、健康診断の受診率の向上と、社員の健康に関する調査結果を発表しています。

https://www.chibas.johas.go.jp/static/pdf/24chousakenkyuu.pdf

この調査によると、調査対象の会社では「健康診断の受診率の向上につれ、肥満の従業員が減少し、健康指標に関するほとんどの数値が改善されたうえ、就業中の事故、労災の件数も減少した」という調査結果が出ています。

 

これは、経営者と社員が健康経営の目的をしっかり共有し実践していくことで、従業員が自身の健康状態に関する意識が高まり、結果的に「職場全体のヘルスリテラシー」が向上したから、と言えるかもしれません。

 

弊社も健康診断受診率は100%で、もちろん結果は社員と共有しています。フォローにもますます本腰を入れていく計画です。

 

それでも、弊社の健康診断受診率100%という背景と、健康リスクヘッジ商品サービスの提供という事業自体を土壌に、「健康経営優良法人」への取り組みを進める中で、社員の健康への意識が変わってきているというのは事実です。

 

健康経営を検討しておられる会社は、まず健康診断受診100%を目指しましょう。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回のテーマは「職場環境の改善と、変わってきた社員への意識」です。

 

健康経営に興味のある広島県東部の企業さまへ。

認定取得や取り組みの方法などについて疑問があれば、ぜひお気軽にご相談くださいませ。弊社の経験から、アドバイスさせていただきます。