告示2日目の浦和駅前 警察官の大量動員 | 権力とマイノリティ

告示2日目の浦和駅前 警察官の大量動員

総選挙告示2日目、浦和駅前での与党候補、選挙演説を視察^_^;


告示前日に「浦和駅前に総理来たる!」黄色に赤字の捨て看があちこちの電信柱に。まだ捨て看が撤収されていないのか、と思ったら「幹事長代行来る!」に差し替えられていた。




公営掲示板以外の商店や民家に、候補者の顔写真入りの大きいポスターが町のあちこちにこれ見よがしにあって、公選法の文書違反やっているなー、まったく。よしメモしていこうと、N町2-12(民、自、公、みん、幸),2-12(自、公),2-3(自)など商店街通りに、立て続けに見たので、予めググっておいた選管にケータイから電話。




「公営掲示板以外の候補者ポスターは、私の理解では公選法の文書違反ではないかと思うのですが。N町2-12(民、自、公、みん、幸),2-12(自、公),2-3(自)に、候補者ポスターが貼ってあります」


選管「証紙が貼ってあれば、法定チラシとして認められています」


私「じゃあ、証紙が貼ってなければ、違反ですよね。通報は選管の他に警察でもいいんですよね。いちよう今言ったものは通報しておきます」




国政選挙では証紙(シール)を貼ったチラシとして撒くことが可能なのだが、


その応用編でポスターに証紙に貼れば、チラシと同じ扱いなのか。


浦和駅前ではみんなの党の候補者の応援に参議院議員が来ていた。


そのあと、場所取り用に与党候補の大きなポスターがあったので、証紙を確認したら貼ってあった。ふーん。




駅前に警備だろうとおぼしき警察官(制服のおまわりさんじゃなくて)が、ゾロゾロといっぱいいるわけ。スーツの胸のバッチの下に緑のクリップを付けていているのが気になって


「あのう、その緑のクリップってどう意味なんですか?」って聞いたら「教えられません」だって。




あとでググってみようと、バッチの形や色を出来るだけ記憶に残しておきました。さすがのウィキ、そのバッチは埼玉県警のもので、色のクリップは、何の警備かを示すかのサインだって。


セキュリティポリスは警視庁が有名だけど、県警レベルでも警備課や刑事課に置かれいるそう。別にドラマの見過ぎじゃなくて、昔ある集会で挨拶する総理のSPを見たことがあって、会場の人たちに対して威嚇する姿が印象的だった。それに比べたらせこい。




警備の警察官の他に、民間の警備会社のガードマンがいて、何のためにいるのかと思っていたら、黄と黒の混じったロープを、副大臣と幹事長代表代行を聴衆から隔てるために、張っているんですね。


聴衆といったって、みんな動員された候補者の支持者たち。


駅前を通り過ぎる人たちは、別に足を止めて演説を聴いているわけではない。




候補者の演説は全部聴いたけど、


「政権交代できたのは、主権者である皆さんの選択。マニフェストで出来たこと出来なかったことがあった。高校授業料無償化は成果。国際人権規約の高等教育無償化条項に加盟していなかったのは、日本とあと一国だけ」


それって先進国として恥ずかしかったというだけのことでしょ、それだけかよ、マニフェストの成果。あとは自分の副大臣としての自慢話。


「前へ!前へ!」と書いたのぼり(ホントはこれも文書違反)を説明していたけど、私には「前へ前へ、消費増税、TPP推進、原発容認」としか聞こえなかった。幹事長代行のアホな発言はよくテレビで見かけるので、とっとと帰った。




最寄り駅に戻って、その候補者の法定外ポスター見たけど証紙は張っていなかったよ。これは明らかな文書違反。いやー、しかし与党候補は余裕だね^_^; 警備に県警の警察官を大量動員して、税金の無駄遣いじゃないのか。



警備