※当ブログは完全に正しい。ではなく意図が伝わる事を最優先にしてます。

 

【K-TRIC】は外すと良いのに何故FCRにTPSをまたつける???

K-TRICはあくまで「センサー」です。良いも悪いも無いのです。

センサーの仕事は測定する事です。

騒音規制に適合するよう加速が悪くなるようにセッティングする為に取り付けられたセンサーです。

TPSはつければ良く出来るのはメーカーも当然承知しててそれを反対に悪い方向に使ったものです。
 

例えばです。自動車の「アニュアルエアコン」は自分で温度管理をしなければいけません。「強・中・弱」みたいな感じでです。

ここに温度センサーを付けてみると温度が初めて解ります。

温度が解るのですから制御すれば「オートエアコン」に出来ます。

 

架空の話ですが環境省が推奨している室内温度28度に自動制御しよう!!

とメーカー間で紳士協定でも出来たとしましょう。

温度センサーを付けて28度から下がらないようにしたら・・・。暑いですよね。

で、センサーをとったら機械が温度を把握出来なくなったので28度より下がるようになった。。。

 

この場合、センサーは「悪」でしょうか?

 

いいえ、センサーはあくまでも「温度を機械に伝えた」だけです。

その情報を元に制御した機械こそが「悪」です。まあ、悪いという言い方が正しいかは置いておいて。

 

では、そのセンサーを使い制御を変えて24度に設定できるようにしたら・・・。
便利になりますよね。マニュアルエアコンより。自動制御ですから。

 

そんな事が可能になったのがFCR TPS(センサー)&SP2(制御装置)なんです。(解りにくいですかね・・)
 

メーカーは何故【K-TRIC】などのTPSを付けたのでしょう。

これを読まれている方なら

 

騒音規制に適合するよう加速が悪くなるようにセッティングする為に取り付けられたセンサーです。

 

って自分で書いてただろ?ってツッコミを頂ければ嬉しい限りです。

そう、そうなのです。【K-TRIC】でアクセル開度を把握して、制御装置が「悪く」なるようにしたんです。これはメーカーがやって騒音規制に適合しているので、事実なのです。

では、【K-TRIC】を使ってアクセル開度を把握して「良く」する事は不可能なのでしょうか。答えは「出来ます」当たり前です。

 

センサーがついてアクセル開度を把握できるようになった。

 

今まで「2次元制御」だったものが「3次元制御」になったのです。

 

「次元が違う」

 

という言葉がありますが本当に次元が違うのですから。

まあ、事実なのですが言葉の意味程にはそこまで大きく変わる訳ではありませんが。。

 

ネットを徘徊するといろいろやっているショップさんでも「FCR・TMRなどのレーシングキャブにはTPSは不要」「カスタムバイクでTPSで進角させるなんてノッキングを誘発させて危険」なんて化石のような事をおっしゃってる方がいます。残念ながらその時代の技術から知識も進化していないのでしょう。

 

サーキットでは必要ありません。そもそも低中速の制御に使われていますので。

 

反対です。カスタム車だからこそ、ノッキングを回避する為にこそTPSなのです。

だって進角させるだけではなく遅角も出来るのですから。

 

加速していて上がっている5000回転

アクセルオフで下がっている5000回転

 

2次元制御では「同じ」と認識します。センサーがないので知りようがありません。

 

でもTPSを付ければどちらかをアクセル開度で判断できます。(3Dマップに対応しているSP2などは当然必要)

 

より付加がかかるアクセル開度が高い時には遅角させノッキングを回避

負荷が少ない状態では効率が上がるように進角させる。

 

これが3次元制御です。どう考えても高度な制御です。

 

これがFCR TPSをお勧めする理由です。
 
今度はFCR TPSの良さなどに重点をおいたお話が出来れば。