命と科学技術が今後更に広がっていくであろう貧富の差における社会問題を提起している話のように思います。自由死を選んだ母を求める息子の話ではあるのですが、主人公である彼が仕事とするのが富裕層の道楽に利用される側の人間であるというトコロが主軸にあると思います。技術の進歩によって変わっていくモラルのあり方をえぐっていて、真実というものが何なのかというコトかと。持つもの持たざるものに分かれる社会のそれぞれの屈折した人の心というものが描かれていると思います。

その中で、母を求める息子の作品だと思い見続けた最後の一言で、それが母の一番の想い母の物語になった演出は素晴らしかったです。