映画好きの少年がそのまま映画を撮った作品という、スピルバーグのような印象もあります。作品自体が多くの映画への敬愛の証と感じるようなオマージュであったり、主人公少年の世界への挑み方や大人たちの優しさなんかは、スピルバーグっぽいと思うのです。

その上でインドが抱える問題を端的に表す「英語が出来る人間と、そうでない人間」に分かれるという現実の表し方も素晴らしかったと思います。時代が変わっていく中で、取り残されていく大人がいく中で、主人公は現実に向き合いつつもそれに挑み自分の夢に向かって進もうとするのは、より良き未来を願ってという、製作者の想いをつよく感じるトコロです。