戯曲『川辺市子のために』を原作とした作品で、町山智浩さんが今年一番の邦画との推しで観に行ってきました。舞台作品は知らなかったのですが、時間軸の演出が映画的でとても良く編集されていて、この手のものではとても分かりやすかったと思います。演じる杉咲花もとても良かったです。
以前観た作品で『ある男』などもそうでしたが、日本社会の中で生きるためには真っ当なコトだけでは生きていけない存在があるというコトがこの作品の主人公である市子の生き方なんだと思います。日本の陰というか闇というか、制度からこぼれた存在であったり、社会が許してくれなかったり、様々な背景はあるとは思いますが、そんな中で彼女たちがあるべき自分の人生を取り戻していこうとしていく姿が映し出されているのだと思います。